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トピックスW 兵庫県にがん患者団体の連合組織ができました (2008年1月掲載)
昨2007年6月に閣議決定をした「がん対策推進基本計画」に基づいて、兵庫県は「がん対策推進計画」の策定作業を進めています。その計画に県下のがん患者団体全体の意見を反映させたいとの願いから、去る11月8日、関係者による設立臨時総会を開催して、「兵庫県がん患者会団体等連絡会」という連合組織を立ち上げました。
現在の入会団体等は14団体、3個人で、兵庫県在住患者数は約1500名です。
団体としては「日本ホスピス・在宅ケア研究会」「ゆずりは」「あじさい会」「ゆずりは明石」「ゆずりは淡路」「いちごの会(姫路の乳がん患者会)」「がんを語る有志の会」「がん医療を考える市民グループ」「はりま粒友クラブ(粒子線医療センター退院の患者会)」「いずみの会(兵庫県で最初にできたがん患者会)」「あけぼの兵庫(乳がん患者全国組織“あけぼの会”の兵庫支部)」「肝炎友の会兵庫」「神戸骨髄輸血の和を広げる会」「さくらんぼの会(こども病院血液腫瘍内科親の会)」があります。
会長には“はりま粒友クラブ”と“がん医療を考える市民グループ”代表の中原武志氏が、副会長には“ゆずりは”代表の黒田裕子が選ばれております。
これまでの主な活動は、11月21日に県当局から策定中の「がん対策推進基本計画案」の説明を受け、12月13日に連合組織としての「がん対策推進計画案に対する意見書」を提出しました。
その内容は、「がん患者、医療者、県行政が三位一体となって、がん患者が納得できる医療の確立を目指す施策を行うこと」を基本理念として確認すとともに、「たばこ対策の一段の強化」「緩和医療に関する医師研修と医学生教育の早期実施」などの諸施策によって「がんに罹患しても元気に生活できる社会」を早期に実現することを求めるものです。また、計画が実効的に行われているかの検証のためには、行政、医療者、がん患者会の3者によるチェック体制を作って、計画の進捗確認と見直し強化を行うことが必要であると強調しております。
兵庫県は、一般市民から募集した意見・提案書と併せて検討し、2月中に「兵庫県がん対策推進計画」を確定して公表されることになっています。
トピックスV いのちと生きがいプロジェクトから2007年度活動支援金を頂きました (2007年8月掲載)
このプロジェクトは、「誰もが命の尊さと生きる喜びを実感し、心豊かな人間関係と活力ある地域社会の実現を目指して、終末期患者家族に対する支援や“生と死”“いのちの尊さ”を考える機会提供の取組みを行う活動を支援する」ために、2003年度に発足したものです。
この推進組織としては、兵庫県知事を顧問とし、邉見
8月2日に、事前の書類審査をパスした14団体の代表が、審査委員である企画委員の方々を前に、今年度の活動方針についての公開プレゼンテーションを行い本審査を受けました。
ゆずりはは昨年度、会員の皆様方のご理解とご支援によって「“病と向き合ってどう生きるか”を考えるネットワーク構築とその拡大」というテーマ活動で、俵萌子先生やA・デーケン先生のゆずりはグループ合同講演会を開催したり、アンケート交流、ホームページ開設を行ってきました。今年度はこの実績を基盤にして、各グループ患者会との情報交流を密にし、また夫々の独自の学習会にも、その患者会の壁を越えて自由に参加できるようにしていきます。
審査委員会では、この計画を評価頂いて、昨年度に続き30万円の支援金を頂くことが決まりました。支援金授与式では、井戸知事から感謝と激励の言葉を頂き、邉見委員長から栄副代表に支援金支給決定書が交付されました。
トピックスU アンケート回答に示された「ご自身の生き方に関する指針」を紹介します。 (2007年5月掲載)
このトピックス欄でも紹介したように、昨年度は「兵庫・いのちと生きがいプロジェクト」の活動助成金をいただいて「病と向き合ってどう生きるか」を主テーマに公開講座を開きました。演題と講師は次の通りです。
第一回 「がんにもらった贈り物」(2006年9月24日(日))
がん患者団体支援機構理事長、がん大集会代表 俵 萌子氏
第二回 「しあわせをつかむ心のために」(2007年2月10日(土))
英知大学教授、生と死を考える会全国協議会会長 高木慶子氏
第三回 「最期まで笑って生きるために」(2007年3月11日(日))
上智大学名誉教授、生と死を考える会全国協議会名誉会長 アルフォンス・デーケン氏
アンケートは第一回と第三回の講演会でお願いをしました。出席者構成、従って回答者構成には講師の差が大きく出ていますが、回答内容の「生と死」の普遍的事項には、表現こそ違え共通したものになっております。
それぞれが、改めて「自分の生き方」を問い直されたものになっています。
第一回、第三回別に回答者構成と、アンケートに記載されていた回答内容を分類して、回答者の表現で集約して纏めたものが下の表です。
表中、文頭の○△□◇印は共通的な内容表現と思われるものを示します。
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第 一 回 講演 会 |
回答者構成 |
患者及家族:89%、一般市民:3%、医療介護関係:8%、(N=37名) |
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ご自身の 生き方に 関する 指針 |
○ プラス志向で前向きに生きたい。 |
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△ 世間のため、仲間との支え合いのために尽くしたい。 |
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□ 人は弱い者であることを認め合い、差別なく支え合いたい。 |
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◇ 一日一日を自分らしく生きて、満足して終えたい。 |
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仲間を沢山作り、患者の希いを行政にも反映させていきたい。 |
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第三回講演会 |
回答者構成 |
患者及家族:39%、一般市民:49%、医療介護関係:12%、(N=33名) |
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ご自身の 生き方に 関する 指針 |
○ プラス志向で課題に挑戦し成長し続けて豊かな人生を生きたい。 |
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△ 他人を許し自分を認めて、希望を持って世間のために生きたい。 |
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□ 周りの人への思いやりを大切にし、常に笑顔で接していきたい。 |
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◇ 死について真面目に考えて、心穏やかに最期を迎えられたい。 |
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残される人達に迷惑を掛けず最期まで愛の気持ちを持ち続けたい。 全てに感謝して「ありがとう」を言って最期を迎えたい。 |
(注)このトピックスは、ゆずりは会報特別号:「アンケート集約結果報告書」(2006年12月および2007年4月発行)から抜粋したものである。
トピックスT 兵庫県にも懸案のがん拠点病院ができました。 (2007年1月掲載)
厚労省は、各都道府県に1ヶ所の「都道府県型がん診療連携拠点病院」と、約370に分けた地域(二次医療圏という)毎に1ヶ所程度の「地域型がん診療連携拠点病院」の整備を目指しています。
兵庫県では、都道府県型に
県立成人病センターには、昨年、腫瘍内科と緩和医療科ができました。がんの専門ナースもいます。
今後は、拠点病院との連携がスムースにゆき、患者が常に適切な治療を受けられて、安心して日々を過ごせるような体制が整いつつあると期待できます。
以 上