修復致しました絵巻物は19世紀に画かれた品でアイヌの生活を記録した大変資料としても貴重な絵巻でした。
ご依頼はイギリスより承りました。
(全長は約9m70p)
1、繋いである本紙(絵巻)を外し旧裏打ち紙を除去。
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2、折れたり巻き込んでいる本紙を慎重に戻し欠損部に本紙と同繊維の紙を裂いて補う
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3、穴や欠損部の修復後、喰い裂きした薄美濃紙に正麩糊(水糊)を塗り肌裏を打ちます。 ![]()
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4、肌裏後敷き干し、乾燥後に水を打ち仮張りに貼り付ける。その際に仮張りと張り付かない様、息を吹き込む。 ![]()
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5、本美栖紙を用い増裏作業を行う。 ![]()
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6、総裏紙・尾紙・見返し(雁皮:ガンピ)に本(純金)金箔を用いて砂子を引く。 ![]()
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7、耳付け作業、長年開いたり閉じたり繰り返すと絵巻の天地が痛む為、補強の為に付けます。 ![]()
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8、右上に繋ぎ全て繋いだら順繰りに総裏作業に入る。
今回は増裏後に繋ぎましたが、肌裏後に繋ぐ時、また肌裏打ち前に繋ぐ方法と
本紙の強度や厚みで繋ぐ時期を見極めると良い巻子に仕上がります。![]()
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9、軸木の製作、巻子の軸木は軸心を切り合わせる。 ![]()
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12、補彩作業、欠損部や虫食い穴に補彩を施し目立たなくします。 ![]()
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13、表紙を作り絵巻と繋げ完成。 ![]()
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washodo@y4.dion.ne.jp