'08.5/10 タニタニ
小川山広瀬ルートの最後のクラックを登った時に相棒のMKYからナッツの外れ止めがはずしにくいと言われました。
(じつは初めて登った時は、図−1のようにすべて外れてしまいました)。
外れにくいと言われたものは、図−2の”b”位置に、図−3の"ナッツ外れ止め”をしていました、構造的にひと捻りの工夫を加え調整範囲を長くし、結構自分なりに満足していたのでショックでした。
確かに考えてみると使い勝手はもうひとつ・・・。 悪くはないんですが、片手では操作しにくい。
それではと、気を取り直して頭をひねることにしました。
条件は、
1.片手で操作できること。
2.引っ張り、緩めが簡単にできること。
答えは身近な所にありました。”灯台下暗し” 『ザックの調整紐があ〜るじゃありませんか』。短所は、短くした時、引っ張り側のひもが長くぶらぶらすることかな、ちょっと不細工やけど、まあこの程度なら許して。
色々な確保のケースを考えると、場合によってはこの”外れ止め”にも大きな力が作用しますので
条件に、3.フレンズの強度程度のもの
を付け加え、何種類か試作し強度テストを行って、図−4の”ナッテンヤー2”が出来ました。
605Kgfにて引っ張ってみましたが、変形や滑りはありませんでした。
調整範囲は最短で45mm(カラビナのひっかけ部間距離)、最大はロープの長さによって適当な長さにする。
”ナッテンヤー”は ”ナッツ・テンショナー・ですよ” の略で、若いころ現場のボウシンに「なってんのやー」=”いったいなにしてるんや”と何時も言われていたのを思い出して命名しました。
安全のためにやってるんやから、そんなこと言わんとってくださいよ!
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