A.地図
地図は旅の必需品であり、その質が旅の安全性や快適さを左右してしまうほど重要な物です。では、自転車遍路にふさわしい地図は何かといえば、
@ツーリングマップル6中国・四国(昭文社、1600円+税)
A四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編](へんろみち保存協力会、2500円)
基本的には@を使い、札所の正確な場所や分岐の分かりにくい箇所はAで確認してください。
- ツーリングマップルはバイクツーリング用 に特化された道路地図で、道路に関する情報 (幅、アップダウン、交通量など)をはじめ、見所、景観、温泉などさまざまな情報満載でありながら 非常に見やすく作られています。フロントバッグやヒップバッグに収まる大きさ(A5)ですし、 全国各地方を網羅していますので、お遍路さんに限らず、自転車の旅には必携の逸品です。 ただし、地図中のコメントはすべてバイク向けですので、「小さくアップダウンをくりかえす」 なんてのが、実際は小さくても相当な急勾配の連続で、自転車には恐ろしく面倒な道だったりする こともあります。ご注意下さい。
- 四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]は 歩き遍路用に特化された遍路地図で、 遍路道に関する情報(ポイント間の距離、標高、遍路石など)をはじめ、民宿、公衆便所、休憩所、コインランドリー などの情報もある程度押さえてあるすぐれものです。もっとも、この地図の一番の特徴は1/10000〜1/40000という 縮尺の大きさで、かなり細かな所まで把握できます。あくまでも歩き遍路道をつないで行く地図なので、沿線以外は 網羅していませんし、ページごとに方角がまちまちという特殊な編集になっているので、慣れないと見にくいのが 難ではあります。できれば、一番札所で買うよりは事前に取り寄せておいた方がいいでしょう。
B.参拝4点セット(線香・蝋燭・ライター・納札)
参拝時の作法に従えばこの4点は必要なのですが、実のところ、無きゃダメって訳でもないです。 そうは言っても、初心者は形から入るのが大切なので、要らないと決めてかからずに、 とりあえず一式買い揃えてみてはいかがでしょうか。不要と思ったら、その時点でやめればいいのです。 僕は最終的にすべてやめました。- 線香
線香は箱のままだとすこぶる使い勝手が悪いので、適当なケース(箸箱、竹串の容器、筆入れなど)を用意するか、
割高ですがはじめからケースに入っているのを買うといいでしょう。ぞんざいに扱うと、ことごとく折れるので要注意。 - ローソク
何でもいいと言えばいいのですが、適度な大きさは「ダルマ」です。 これまた意外と折れるのですが、芯があるので大丈夫。くの字になっても気にせず使いましょう。 - ライター
いざ火をつけようとすると、風で吹き消されてしまってどうにもならないことがあります。 できれば風に強いライターがいいのですが、そんな贅沢をするのもどうかと思いますので、100円ライターで かまわないでしょう。火がつかないで苦労するのも修行の内。 - 納め札
納め札の主な用途は、自分が「参拝しましたよ」という証拠を(神仏に)残すことです。 もともとは木の札を釘で打ち付けていたのですが、 そのうち紙の札をペタペタ貼り付けるいわゆる千社札方式になり、 今では住所・氏名を記した小さな紙の札(右写真)を 専用の箱に納めるようになりました。山門に「○○参上」などと彫り込まず、札でガマンしてください。 もうひとつ別の用途としては、お接待を受けた相手に感謝の気持ちを込めて渡します。 只の紙きれではありますが、四国では渡すと本当に素直に喜んでもらえるので、こちらも自然に 渡したいものです(残念ながら悪用されるケースもあるので、住所、氏名は細かく書かない方がいいです)。