+subtraction+

【声】

角淳一(tranquillo 静かに)

平松市長(con espressione 表情をこめて)

森本レオ(sostenuto 音の長さを十分保って)

渡部陽一(tempo giusto 正しい速さで)



【○○○り】


さっくり

さっくり




ふんわり

ふんわり




もっちり

もっちり




うっかり

うっかり




すっかり

すっかり




やっぱり

やっぱり (2010/6/14)





【光】

あたしはいつも、崖っぷちにいるつもりでいたけど
どの崖っぷちにいる時も、ホントはいつも拾う神がいて
あたしに救いの手を差し伸べてくれてたんだ

黒い鳥が3羽揃って、ビルの上をかすめて飛んだ
その光景が、脳裏から離れなかった
とてつもなく一人だったあの頃
あの鳥は不幸の象徴として存在していたのではなく
あの時でさえ、手にしているものがあったんだと
あたしに知らせるためのタイムカプセル

あたしはあたしでよかった
記憶の景色を一掃してくれた新しい光


【君が無駄にした一日は誰かの生きたくても生きられなかった一日】

こんな格言?あったなぁと思い出した。
テレビのダイエット企画番組を見ながら、ふと思い出した。

「君が痩せたと喜んだ体重は、誰かがダイエットを始めた体重だ」

あると思います。


【ちょっと変わった母3】

母の携帯から電話があった。
「この間電話くれたと思うけど、名前の横に『非通知』って書いてあったけど、アレは何?何であんなん出るの?」かと。

履歴を見たけど、言われた日はどこにもかけていなかった。

「その日はかけてないけど」と答えたが
「かけてきてるやん!アレ何?どうやったら出るの?」と、完全にスルーされた。

かかってはきてるのだろう。それは否定しない。だが私ではない。

「だからそれ私じゃないねん」再度否定してみたが
「あんたかけてきたやん!」と引き下がる様子もない。

そもそも、かかってきた相手が誰だかわからなくするのが非通知だ。念の為
「喋ったの?」と聞いてみたが
「喋ってない」と言う。

じゃあ私だと特定できる道理がない。
私のTEL番を<非通知>として登録でもしてない限り、わかるはずがない。

「何で私からやと思ったん?」あまりにも不思議に思い、聞いてみたのだが
「思ったも何も、アンタかけてきたやん!」
相変わらず引き下がる様子はなかった。全くもって意味がわからない。

「だから、かけてないって言ってるやん!何を根拠に私からやって言うのよ!」
とうとうブチ切れた所
「そやからあんたからやって事はわかってるねん!何で非通知か聞いてるねん!」
と、全く理解不能な返事が返ってきた。

そやから、何でわかったかそれを言え〜〜〜〜〜〜!!!

押し問答の末、もうええわ!と電話を切られてしまった。コントでもないのにふっかけられ、漫才のようにしめくくられた。私が何をしたというのだ。しばらくするとまたかかってきたが、出る気がしないので放置しておいた。留守電が入っていた。誤解が解けたのかと思い、聞いてみた。

『ほんで結局、あの電話は何やったん?』
       ・
       ・
       ・
そやから、かけてないね〜〜〜〜〜〜〜ん!!!


思い込んだら全く人のいう事を聞かない。それが母だ。


【伊藤線】

ほうれい線というのがある。笑うと口の両脇にできるしわで、リアルな似顔絵には必ず描かれているアレだ。

ゴルゴ線というのもあるらしい。ゴルゴ13のように目の下に刻まれたしわの事らしい。目の大きい人はなりやすい。

その二つの間で、頬の中途半端な位置に、中途半端なしわというか、線がある。子供の頃からあって、完全に父親譲りの遺伝だ(身のつき方が一緒だ)。乾燥すると目立ってくるので密かに保湿に励んでいた。

こないだTVを見ていて、伊藤四郎にも似たような位置に線があるのに気がついた。

それ以来、自分の中で伊藤線と呼んでいる。


【写真で一言】

sarachi

墓地!


‥てゆーか。ちょっと狙って撮った近所の更地。このブロック何なの?


【お袋】

ボディショップで日焼け止めを買った。この店は、買った商品を緑色のショップの袋に入れてくれる。日焼け止め一つだったので、袋が要るかどうか聞かれた。

店員 「お袋の方はお使いになりますか?」

‥私はいいので、森進一に!


【台車の裏に】

この間、自転車で酒屋の前を通りがかったら、軒先に腰の高さくらいの位置に、裏返しに畳んだ台車が置いてあった。恐らく通りすがりに勝手に持って行く人がいるのだろう。台車の裏には、お店の人の手によってマジックで次のように書かれてた。

「取るなドロボー!
 誰かが見ている!!」

‥ものすごい人任せじゃないか。


【最近の発見】

極めてめでたくない消防車と救急車だが、車体の色は紅白であること


【受け皿】

受け皿の割れたコーヒーカップ
そんな人もいるんだと思ってた
ごつごつしてても欠けてても
ふさわしい受け皿がある人もいるのに
ある時気がついたんだ
受け皿のいらない人がいるのを
彼の名前はマグカップ
受け皿?そんなカッタルイものいらないと
製造ラインを途中で降りてきた
食器棚のしがらみをすり抜け
実用性と何より存在感を放っていた
でも本当は受け皿に人一倍
気を遣う子なんだと思う
そんな生き方は眩しすぎる
でもそれは孤独な生き方ではなくて
マグはマグ同士ペアになれるから
そしたらきっと最強になるのだと思う


【パラパラ・ド・クイズ】

芸人さんはボケしかいいません。
笑人さんはボケもいうしボケ以外のこともいいます。
素人さんはボケ以外の事しかいいません。
今、あああさんの目の前にそれぞれから一人ずつ、任意に選ばれた三人(仮にAさんBさんCさんとします)がいます。

神様が現れて、「この中から一人選びなさい。もし芸人さんを選べば、金一封をくれてやろう。」と言いました。あああさんは、ごっつ適当にAさんを選びました。すると神様は、残ったBさんCさんを見て
 「実はCさんは芸人さんではありません。」
と言い、Cさんを除外しました。
そして「そのAさんと、このBさんを交換しますか?」 と聞きました。

あああさんがいともあっさり交換しようとしたその時、もう一人の神様が現れ、
 「え?本物の神様は私ですよ?」と言いました。 実はこの星には神様そっくりな悪魔がいて、外見上の見分けがつきません。
神様は嘘をつきません。悪魔は真実をいいません。
(便宜上どちらでもない会話も含まれてます)

あああさんが迷っていると、外されたCさんが言いました。
 「僕Cさんに見えてホンマはDさんなんですよ〜」
するとBさんが言いました。
 「いや、どっちが神様だか僕知りませんよ!」
そしてAさんが言いました。
 「そもそも神様なんていませんよ!」
最初の神様が言いました。
 「結局AさんとBさん交換するんですかっ?!」
あああさんがつぶやきました
 「いやもうどっちでもえーんですけど‥」
Aさんが言いました
 「さあ〜盛り上がって参りました!」
もう一人の神様が言いました。
 「神様は気短くないですよ」
Bさんが言いました
 「今の気短くないはヒントではありませんよ」
Cさんが言いました
 「ほな言わんでえぇやろ!」

さて、芸人さんは誰?
(あ、そんな低レベルな芸人さんはいないというのはナシでお願いします ><)


【マウス】

水の出る管から上手に水を飲むマウスがいる
水の出る管をいつも避けるマウスがいる
避けるマウスは水を飲むのを失敗しつづけてるのではなく
水の出る管で頭を打たないという別の学習をしたのかも知れない
柵を揺するという別の手段を手に入れたのかも知れない


【repeat】

落とし穴で人は死なない。そりゃブラジルまで掘るとか、自力で出られない深さで何日も放っとかれたりしたら別だけど、普通の落とし穴なら死なない。

でもやっぱり落とし穴で人は死ぬかもしれない。細心の注意を払って、この先にはないと確信を持って、野花さえ踏まないようにそうっと歩いてきたのに、しくまれたように張り巡らされた、誰も知らない落とし穴があったら。それがどんなにささやかな落とし穴でも人は死ぬのかも知れない。

でも本当は、それは自分で持ち歩いているだけかも知れない。おばーちゃんの知恵袋か何かだと信じ込んで。


【&フェイス】

この秋発売の資生堂のシリーズ『&フェイス』
「“顔そのものの印象を変える”全く新しい発想のスキンケア」だそうだ。

‥「&フェイク」だ


【テンション】

テンションが上がると、ハイテンション
さらに上がると、ナチュラルハイテンション


【決 断】

続いてきたものを終わりにする時。ゼロから何かを始める時。
何らかの変化を求めて決断する時。

必要なのは、ものさしを減らすこと。
これだけは譲れないものを一つ、選ぶこと。

たくさんの人に相談すれば、たくさんのものさしで答えをくれる。
それで思いとどまるのもアリ。その中の一つを選ぶのもアリ。

中々決意をしない人は、本当は変化なんて望んでない。
たくさんのものさしからたくさんの反論を聞いて、結論を先送りにしたいだけ。
だったら喜んで今を受け入れよう。


【若気の至り】

などという頃 ちょっと若気に到りたくなる頃


【生きていくのがイヤになった時】

雨の中買い物に出ようとしたら、全部の傘が会社


【生きるのを諦めかけた時】

それが空腹の絶頂だった


【再び力強く生きていこうと思った瞬間】

カッパはあったな、と思い出した時


【そのクルマには、終わりのない進化だけがある】

買ったあとには、進化もなく終わりだけがある


【頑張れ】

頑張ってる人に「頑張れ!」はおかしい。では何といえばおかしくないのか。

相手が頑張りすぎてへたってる場合は「頑張りすぎなくていいよ」と言ってあげる事もできる。しかしそれは、頑張りの尺度を微調整する(もしくは頑張りの方向が間違ってる相手を労う)アドバイスだ。十分に、しかも正しく頑張ってる相手をさらに応援する時には合わない。

「応援してるよ」というのもある(よく使う)。応援してるよと人に言う人は、人から応援されたら嬉しいと思う人だ。いわゆる褒められて伸びるタイプである。が、中には「応援されんでも自分で頑張る」人がいる。貶されても伸びるタイプだ。だからこの言葉を使う時は、恩着せがましくないか多少気を遣う。

あと、あえて言う手法がある。「もう十分頑張ってると思うけど」を頭につけて使う。「わかってるけど、あえて!」感を出す。ちょっと高度だが、そう度々使えないので万能選手とまではいかない。

そもそも、頑張るって何だろう。「生活苦しいけど頑張れ」「当たって砕けろで頑張れ」「今は辛いと思うけどとにかく頑張れ」「次の試合頑張れ」‥何かしらの目標のある人が、その目標に向けて前向きに努力、もしくは現状維持を継続しようとする努力を指す‥と言えないか。頑張れとは、その火種に薪をくべようとする心境なのだ。

だから相手の努力がイメージしやすい場合、具体的な言葉もかけられるが、イメージしづらい場合、漠然とした言葉しか出ない。それを総称したものが、きっと頑張れなのだ。適切な代替テキストが、そう中々ないのだ。ただ畑違いでいいから、言う方も頑張らないといけないなと思う。道端で物乞いをしながら、ホリエモンに頑張れと言ってはいけない。

という訳で、この底の浅い浅いコラムを終えたいと思う。これで心置きなく頑張れを使う気やなと気づいたアナタは、読みが深い。


【ちょっと変わった母2】

家を出てすぐの頃、実家に帰って料理を作った。インスタントばかり買う母なので、たまにはちゃんとしたものをと思ったのだ。肉じゃがときんぴらを作り、一緒に食べた。明日の分だと大量に作った餃子を、冷蔵庫に入れて帰った。

数日後、一向に連絡がないので、こちらから電話した。「餃子どうだった?」と尋ねたが「うん‥」としか言わない。うんって一体何なのさ。こっちは味を聞いているのに。

さらに問い詰めると「あれ、実はほかしてん。」という。(ほかす=捨てる)
ほ・ほ・ほかした?!な・な・何故?!

本人曰く「だって、(皮が)ひっついててんもん♪」

そういう人だ。味に変わりはないから‥とか、折角作ってくれたから水餃子にでも‥といった発想はそこにはナイ。それが母だ。


【ちょっと変わった母】

小学校の頃、お小遣いをはたいた。母の日にブラウスを買ってあげた。まだ自分の母がキレイに見えていた頃、白地に赤い大きな花柄を、店員と選んで買って帰った。母に渡すと、少しの間ののち「ありがとう」と言われた。

数日後、一向に着る気配がないので、洋服ダンスを開けた。あげたはずのブラウスがナイ。え、ナイ?母に尋ねると「アレちょっとよう着んから、コレに変えたわ」という。白地に黄色い花柄に返品交換されていた。

母は言った。「大事に着るわね〜」
大事に着ればいいと思う。私があげた物じゃないけど。


【デカビタ・チカレタ】

デカビタを買ったが、フタが開かない。相当頑張ったのに、開かない。
力が出ないから、デカビタチャージがしたいのに。私には、8種のビタミンを補給する資格すらないのか。働いて、働いて、たまの休みに力尽きたら負けなのか。何気なくティッシュで開けたら開いた。カミの偉大な力に感謝。


【会 社】

会社が変わった。勤務地と仕事内容は同じ。社名と上司が違う。

いざ電話に出ようとして悩んだ。何ていって出ていーかわからない。回りの先輩に聞いた。みな首を横に振る。誰も知らなかった。ウチの社名は何だろう。

新しい上司が近づいてきて言った。「○○○○ ○○○」と名乗ればよいと。とりあえず電話に貼った。読みながら電話に出た。何とか通じた。今度はこちらからかけた。無意識に元の名前を名乗った。

無言で切られることも多かった。間違ったと思わせてないか不安になる。業者にかけたら全く通じない。「△△△△△(元の社名) ‥でした。」と名乗ったら、やっとわかってもらえた。変わる意味があるのか悩む。

今まで身内だと思っていた所は他所の会社となり、今まで他所の会社だと思っていた所が身内になった。微妙だ。「今日からウチの子になったから」と、見知らぬ兄弟に混じって飯を食う事になったもらい子の気分だ。

2〜3日経って少し慣れた。来週から忙しい。遅れた送別会と歓迎会がある。別々に。