こどもの里について

 

* はじまり
1977年、釜ヶ崎の子どもたちに健全で自由な遊び場を提供したいとの思いから、学童保育所「子どもの広場」として「フランシスコ会『ふるさとの家』」の2階の一室で始まりました。

* 子どもたちの姿
集まってきた子どもたちの姿から見えて来たのは、彼らの背後にある生活の不安定さでした。すなわち、これは子どもの親が抱えるしんどさでもありました。釜ヶ崎で働き、生活する保護者の抱える問題の大きさでした。

* 子どものニーズに合わせて少しずつ形を変えていく
こんな子どもたちに必要だったことは、基本的な生活習慣を身につけることから子どもの生活権の保障、住まいの確保など子どもが生きていくことへの手助けだったのです。やがて、借金や家庭内暴力から逃げてきた行き場のない子どもや親の緊急避難場所となりました。

1980年に「守護の天使の姉妹修道会」がこの活動を引き継ぎ、現在の場所に「こどもの里」を開きました。子どもたちが思い切り体を動かせる広いホール、料理や食事が一緒にできる食堂、勉強のできる図書室、そして緊急避難、一時宿泊のための部屋、、、。毎日、80人を越える子どもたちが来るようになりました。子どもが安心して遊べる場の提供と生活相談を中心に、常に子どもの立場に立ち、子どもの権利を守り、子どものニーズに応じるをモットーに活動を続けてきました。

 

その後、1996年には大阪市の「こどもの家事業」として認可を受け、補助金を受けるようになりました。しかし、2年後の1998年に姉妹修道会の事業からの撤退が決定。存続を願う利用者や保護者、地域の支援者らの熱心な働きかけにより、1999年宗教法人「カトリック大阪大司教区」が事業を引き継ぎました。

* そして現在
20年間のこどもの里の緊急一時保護の場、生活の場の提供の実績より、より必要な子どもたちのために、2000年の12月に里親の認定を受け、翌2001年には大阪市家庭養護寮として指定され、里子となった子どもたちの生活も安定してきました。2010年3月には、大阪市家庭養護寮から小規模住居型児童養育事業「こどもの里ファミリーホーム」に移行し、放課後の子どもたちの行き場だけでなく、生活の場としてのニーズがますます高まり、こどもの里は24時間フル回転しています。

 

                                                                      2010.11.15現在

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