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関連イベント紹介

以下は、2004年に紹介したイベントです。最新のイベント情報はevent info.をご覧下さい。

■ 「痕跡 −戦後美術における身体と思考−」展

日時: 2004年 11月 9日(火) 〜 12月 19日(日) 終了しました

美術作品は、実のところ、還元してしまえば、何らかの運動が物質に残した痕跡にほかなりません。その実相を浮き彫りにしたのが、アクションペインディングをはじめとする戦後アートだったといえます。このような「ものと痕跡」という視角から、欧米および日本のアートを照射する展覧会が、京都国立近代美術館にて開催されるとのことです(来年、東京国立近代美術館にも巡回)。

また、この展覧会に関連して、以下の三つのイベントも開催されるそうです。

  1. 講演会: フーベルト・クロッカー氏, 「ツアー・ザ・フォース ウィーン・アクショニズムの歴史と文脈」
  2. 講演会: 尾崎信一郎氏, 「痕跡が美術になる時」
  3. パネルディスカッション: 辻 成史氏, 岡田温司氏, 林 道郎氏, 尾崎信一郎氏, 「美術史学と痕跡」

詳しくは、以下のwebページにてご確認ください
>京都国立近代美術館webサイト:「痕跡」展

■ 「アラビアンナイト大博覧会」

日時: 2004年 9月 9日(木) 〜 12月 7日(火) 終了しました
会場: 国立民族学博物館

今年は、アントワーヌ・ガランが『アラビアンナイト』をフランス語に翻訳しヨーロッパに紹介してから300年目にあたる記念の年です。これを機会に国際シンポジウムが各地で開催され、ユネスコは2004年をアラビアンナイト翻訳記念年と認定しています。民博でも、その関連で特別展を開催するそうです。

第1部ではアラビアンナイトという作品とその成立過程について、第2部ではアラビアンナイトの背景となっている中東イスラーム文化について、第3部では美術作品、舞台、映画、漫画、ゲームなどの媒体を通して、広がり、変化するアラビアンナイト・ファンタジーの可能性について、それぞれ展示・イベントをおこなうとのこと。特に、言わば「作品の転用的ライフ・ヒストリー」をたどっていく第3部を設定するところに、テーマの広がりが感じられます。

ところで、あえて「大博覧会」と銘打つところに、ある種の巧みな「(かつてのオリエンタリズムに満ちていた)博物学の自己参照的パロディ」を感じ取るのは、穿ちすぎでしょうか。

詳しくは、以下のwebページにてご確認ください。
>民博:アラビアンナイト大博覧会

■ 「コピーの時代 −デュシャンからウォーホル、モリムラへ−」展

日時: 2004年 6月 5日(土) 〜 9月 5日(日) 終了しました
会場: 滋賀県立近代美術館

滋賀県立近代美術館 開館20周年記念企画として、上記の展覧会が開催中とのことです。滋賀県立近代美術館は、「これまで「戦後のアメリカと日本の現代美術」を収集方針の一つに掲げ、積極的に収集活動を展開する一方で、数多くの現代美術の展覧会を開催」してきたそうですが、この展覧会は、いわばその集大成的な企画とのこと。以下、展示構成。

  1. はじまりとしてのデュシャン / デュシャン
  2. 大衆文化からの引用 / アメリカのポップ・アーティストやシミュレーショニスト、それに連なる日本の作家たち
  3. 複製としての貨幣 / 赤瀬川原平、柳幸典
  4. 盗め「日本美術史」 / 森村泰昌、小川信治、山口晃、福田美蘭、小沢剛
  5. 盗め「西洋美術史」 / リキテンスタイン、ウォーホル、レヴィーン、ビドロ、篠原有司男、鷲見麿ほか
  6. オリジナルなきコピー / シャーマンほか

詳しくは、以下のwebページにてご確認ください
>「コピーの時代」特設webページ

■ 「第24回住総研シンポジウム:「和風の誕生」 −視覚化された日本−

日時: 2004年 7月 9日(金) 13:00〜17:00 終了しました
会場: 建築会館ホール (東京都港区芝)
主催: 財団法人 住宅総合研究財団

「『日本』の伝統や『和』の意匠を安易なナショナリズムに陥らず、あえて問い直す」ことを目指し、建築史・美術史・社会学の立場からパネラーを招き、シンポジウムが開催されるそうです。近代以降、「洋風」が日本に導入されると同時に発生した「和風」なる概念が、どのような可視的領域(建築、美術、衣類、デザインなど)の中で形成・変容されていったか、そうした問題が扱われるようです。

詳しくは、以下のwebページにてご確認ください
>住総研webサイト:シンポジウム

■ 「シンポジウム:中世資料論の新段階 −モノとココロの資料学−

日時: 2004年 7月 3〜4日(土〜日) 終了しました
会場: 帝京大学山梨文化財研究所 大ホール
主催: 同上

第1部「モノの資料論‐銭‐」、第2部「空間の資料論」(ここまで初日)、第3部「ココロの資料論 −象徴と記号−」(二日目)の3つにテーマを分け、文献史料・考古資料・絵画史料・建築史料・銭貨資料など、多様な資料を交錯させながら、中世資料論そのものの多様性と方向性を模索するシンポジウムが開催されるそうです。特に、心性史の問題にまで踏み込もうという意図が、かなり前面に押し出されています。参加などについては、上記主催者に直接お問い合わせください。

■ 「connect with '60s −京都・記憶の断片集−」展

会期: 2004年 4月 29日(木)〜 5月 30日(日) 終了しました
会場: 京都芸術センター内 ギャラリー北・南
入館料: 無料
主催: 京都芸術センター

ジャズ喫茶、映画館、フォーク etc. 1960年代の京都の若者文化。場所やもの、本の一節などによって、その記憶の断片を集める。そんな展覧会が開催されています。しかも、展示されている品の一部は、実際に当時を生きた人達(かつての青年たち)から持ち込まれたものなんだそうです。「ものと記憶」、その密接な関係を垣間見ることができる展覧会です。

詳しくは、以下のwebページにてご確認ください
>京都芸術センター:展覧会一覧

■ 「再考:近代日本の絵画 美意識の形成と展開 −Remaking Modernism in Japan 1900-2000−」展

会期: 2004年 4月 10日(土)〜 6月 20日(日) 終了しました
    *ただし5月3日(月)は開館
第1部会場: 東京藝術大学大学美術館
第2部会場: 東京都現代美術館
主催: 東京都藝術大学大学美術館、東京都現代美術館、セゾン現代美術館

19世紀末から100年にわたる日本の近代・現代の絵画を、 (1)網羅的であるよりも重点的、(2)理論的であるよりも感覚的、 (3)編年的であるよりも列伝的、という方法論によって構成することで、近代の日本の美術を、そして美意識を再検討しようという意欲的な展覧会。作品数は、600点にものぼるそうです。目次によれば、内容は以下のとおり。

  1. 博覧会美術
  2. アカデミズムの成立
  3. 風景論
  4. 静物論  (以上、第一部)
  5. モダニズムの視覚−画家とモデル
  6. 理想化と大衆性
  7. 日常への眼差し−近代の規範
  8. インターナショナルスタイルへの連動
  9. 〈東洋〉と〈日本〉
  10. 戦争を描く
  11. 〈戦後〉という時代
  12. 1950-1960年代:リセット
  13. ものと観念
  14. 日本ポップ
  15. 絵画の世紀  (以上、第二部)

会場は二つに分かれており、東京藝術大学大学美術館では、近代日本の美意識の出発点、風景、静物などのテーマ展示を中心に、 東京都現代美術館では主に戦前・戦後の抽象絵画が展示されるとのこと(なお、会場ごとに開館時間が異なるため、要確認です)。入館料は、二館共通料金と、一館限定の入館料金があるようです。当然、前者のほうがお得な値段になっていますが。

詳しくは、以下のwebページをご覧下さい
>東京藝術大学大学美術館 現在開催中・これからの展覧会 (第一部会場)
>東京都現代美術館:企画展(再考:近代日本の絵画) (第二部会場)
>セゾン現代美術館:再考 近代日本の絵画 (共同主催者webページ、展覧会の説明は、一番充実しているように思えます)

■ 「シュルレアリスム・グラフィックワーク」展

会期: 終了しました
第1部−ハンス・ベルメールを中心に 2004年 2月 2日(月)〜 2月 18日(水)
第2部−マックス・エルンストを中心に 2004年 2月 20日(金)〜 3月 6日(土)
    平日11:00-19:00 土曜12:00-17:00 日・祝休
会場: アート・遊 大阪市中央区北浜3-2-24北沢ビル1F(地下鉄御堂筋線・京阪「淀屋橋」徒歩2分)
展示内容: 版画・写真・挿画本など約50点(期間中作品の入れ替えあり)

関係者の方からご案内をいただきましたので、以下、ご紹介。

アンドレ・ブルトンがシュルレアリスムの出発点となった『シュルレアリスム宣言』を発表してから今年で丁度80年。美術や文学を通し人間の内面世界の深淵に探究のメスを入れたこの運動は、やがて国際的なムーブメントへと発展し今日なお多くのアーティストに影響を与え続けています。

この度の展覧会では会期を二期に分け、第1部ではハンス・ベルメールを特集し「人形」の写真や版画等を展示致します。第2部ではマックス・エルンストを中心にフロッタージュの技法による代表作「博物誌」やコラージュ・ロマン三部作「百頭女」他を、また期間中マルセル・デュシャン、マン・レイ、ジャン・アルプ、イヴ・タンギーらシュルレアリスムの中心メンバーによる作品も併せて展示致します。どうぞご高覧くださいませ。

とのことです。ぜひどうぞ。

■ 特別展「色の音楽・手の幸福−ロラン・バルトのデッサン展」

日時: 2004年 1月 14日(水)〜 2月15日(日) 終了しました
場所: 京都大学総合博物館
主催: 京都大学、関西日仏学館、国立ジョルジュ・ポンピドゥー芸術文化センター=パリ国立近代美術館、東京日仏学院、東京大学総合文化研究科・教養学部

20世紀フランスを生きた作家・哲学者ロラン・バルト。現在、新版全集の刊行をはじめ、世界的に彼についての研究が進んでいます(もっとも、バルトを研究するということほど、非バルト的なことはないのですが)。最近でも、雑誌『ユリイカ』(青土社)が特集を組んでいました。その特集内でも紹介されていましたが、彼ののこした貴重なデッサンが、東京大学にて公開されたのに続いて京都大学でも公開されます。

詳しくは、以下のwebページをご覧ください。
>特別展「色の音楽・手の幸福−ロラン・バルトのデッサン展」

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