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越境の映画監督 日夏英太郎【許泳 ドクトル・フユン Dr.Huyung】 2009年5月1日
― 既成映画陣より見離されている新人群を擁護せよ― 1 3 現在のスタジオにおける既成陣は、またそうした制約の下に、彼等の傀儡の如く興えられたるシナリオを忠実に一本のフイルムにこさえ上げる役割を果している。たゞそれだけである。 そうした群像の下にあって、現在研究道程にある新人群は、アウト・オヴ・デエトな現段階に当って、従属を嗟嘆すると同時に、見解を異にする處の既成陣と相反発する。 スタジオ当事者にあっては、新人群の反発は、能率増進に影響すること厖大となって絶対従属を厳命する。
而も、彼等には、有為な新人を養成して明日の映画人に出発させたい意志をとる暇もなく、只来週のプログラムを編成すべき一本のフイルムの為に営々としている。 僕等は、関西の映画界で同じ不遇な位置にある新人群だけの、これを契機とした一つの研究団体を持つ必要があるだろう。 これが、唯一の既製映画陣より見離されている新人群の擁護策でもあるだろうと思う。 これに就て、本誌同人の清水氏とも面談の上、更に具体案に就いて発表する機会をもちたいと思うから、同志はその日まで待っていたゞきたい。 |
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