2008年度神奈川県チームベンチブレス大会
あげあげブラザース編
今年もチームベンチの季節がやって参りました。僕はこれで4回目のチームベンチ参戦になりますが、今回はバルククラブを離れて、何と仲さん、パワエリさんという神奈川県が誇る屈指の強豪とドリームチーム(チーム名あげあげブラザーズ)を結成しました。
このドリームチーム、実は去年から参戦する予定でしたが、パワエリさんがワールドファイアーズゲームと日程が重なってしまった為にチーム結成は断念。今回こうして一年越しの夢が実現しました。
狙うは、大会優勝&過去どのチームも達成していない夢の合計挙上重量500kgオーバーです。

開会式。

あげあげブラザース。左より先鋒仲さん、中堅パワエリさん、大将HG。他のチームなら、間違いなくチームの大黒柱になる三人がこうして夢のトリオを結成しました。
何だか某G球団のような大型補強ですね(笑)。
今回、僕らの参戦した男子220kg(3人の合計体重)超級には、何と12チームが参戦。大変盛り上がった大会となりました。
それでも、他のチームの方々には大変申し訳ありませんが、今回敵は氏家さん率いる神奈川県警Aチームだけと見ていました。
その神奈川県警Aチームですが、ドリームチームの情報を事前に察していたのか、大会史上かつて無いほどの超重量打線を組んできました。何と三人の合計体重390kg。あげあげブラザースの合計体重が256kgですから、その差何と130kg強。その体格差は一目瞭然!何だかバズーカー砲対ピストルのような戦いでした(笑)。
それでは、あげあげブラザースを阪神タイガースが誇る抑えの三人衆JFKになぞって、レポートしたいと思います。
先鋒 ジェフ・ウイリアムス(仲さん)

試技に集中する仲さん。
0対0の同点のまま、7回からは満を持して、あげあげブラザースの貴公子、ジェフ・ウイリアムスが登板。
今日も自慢の高速スライダーが冴え渡る。球速145km、152.5kmの高速スライダーが打者のバットをキリキリ舞にさせる。当然、3人で片付け、0点に抑える。


解説
先鋒は仲さんが登場。第一試技145kgは軽くクリアー。第二試技155kgはいけると思っていたのですが、本人は152.5kgを主張。大会後に聞いた話ですが、4日前は150kgが挙がらなかった程不調だったそうです。それでもチームの優勝の為、果敢に152.5kgに挑戦した仲さん。かなりギリギリでしたが、執念で押し上げて成功!バックスクリーントリオばりの気合を見せた仲さんには、流石に僕もビックリしました。
調子の良いときは160kg挙げられる仲さん。今回は不調ながらも最大限の力を発揮したと思います。仲さんの奮闘でチームの士気は高まりました。

一方、ライバルの神奈川県警Aチームは、先鋒で内藤さんが登場。第一試技170kgで、バーベルをオモチャのように軽く挙げていました。第二試技も177.5kgを難なく成功!公式大会ルールでも180kgは挙げられそうです。超重量打線恐るべしです^^;。
中堅 久保田智之(パワエリさん)

いざ出陣!
8回からは、チーム1のタフネスボーイ、久保田智之が登板。今日も持ち前の重い剛速球が炸裂!最初の打者に投じた球は、何と180kmの剛速球!打者はバットに当てるのが精一杯で、ボテボテのセカンドゴロで討ち取る。
そして最後は、何と185kmと自身の球速MAXを更新!これでは、流石に打者もバットに当てる事が出来ず、空振り三振。ここも難なく3人で片付ける。
座禅を組む修行僧。じゃなくて(笑)、試技に集中するパワエリさんです。

解説
中堅はパワエリさんが登場。敵として戦うには手強いけれども、味方となれば本当に心強いパートナーです。第一試技から本人のここ最近の自己ベストとなる180kgを選択し、ここは勝負に出ました。仮に失敗したとしても、チームベンチは重量を下げることが出来ますので。でも、最低でも180に成功しなければ、優勝はおぼつかない状態でした。プレッシャーは大いにあったと思いますが、第一試技はちょっと危なかったけれども、執念で成功!とりあえず最低ノルマは達成しましたので、これで一安心です^^。
第二試技は本人の意思を尊重して185kgを申請。正直、ちょっとキツイかな?と思っていたのですが、挙げれば儲けと思っていました。
ところが、第一試技が嘘のようにバーベルは軽く挙がって行きました。試技の重量が逆じゃないのかな?と思った位(笑)、完璧な試技でした。第三試技があれば、190kgもおそらく挙げていたでしょう。

一方、神奈川県警Aチームは、板垣さんが登場。第一試技152.5kgは軽くクリアー。第二試技160kgは少し危なかったけれども、執念で成功!
前年10月の神奈川県ノーギアベンチ大会で板垣さんの試技を見ていますので、止めなしなら170kgは挙げてくると読んでいたのですが、よほど肩の調子が悪いのでしょう。さかんに肩の辺りを気にされていらっしゃいました。
ここまでの両チームの中間結果ですが
あげあげブラザース 337.5kg
神奈川県警Aチーム 337.5kg
何と同重量で大将戦を迎える事になりました。
大将 藤川球児(MASAO.HG)

9回は、もうこの選手しかいません。御存知、今や日本代表のストッパーとなった藤川球児が、LINDBERGの「EVERY LITTLE THING EVERY PRECIOUS THING」の入場テーマ曲に乗って登場。観客が総立ちでお迎えです。
「打てるものなら打ってみろ!」と言わんばかりに、渾身の火の玉ストレートを投げるその球速は何と180km。当然、打者のバットは空を斬ります。そして圧巻は、MAX190kmのストレートで打者を三者連続三振に仕留めたところでした。
ところが、延長10回でサヨナラスクイズを決められて、試合は負けてしまいました(笑)。

いざ出陣!気合を入れるHG。
解説
大将は、私、MASAO.HGが登場。正直、調子はあまり良く無かったです。やはりジャパンオープンの代償は想像以上でした。左肩、左大胸筋の付け根の部分の痛みに加えて、アップの時に右手首に激痛が走りました。本当は、この時期軽めの調整をしたいところですが、チームベンチが控えていたので、そうは言ってられませんでした。
とにかくここ2週間は、ジャパンオープンの疲れを取る事と、体重を増やす(戻す)ことに専念しました。そうすれば、ベストではなくても、最低限の格好は付けられると思っていました。
そして、チームの士気に影響するので、練習日記ではあくまでもプラス思考&強気に書込みました。
チームは仲さんとパワエリさんが予想以上に奮闘しましたし、その意気込みは十分僕に伝わりました。僕が大将を任された以上、その善戦を決して無駄にはしない。そう強く思って試技に挑みました。
まあ、順番に関しましては、申込みをして下さったパワエリさんが、ただ単に体重の軽い順に名前を記入しただけのことですが(笑)
もし、僕がジャパンオープンで好成績を収めていましたら、第一試技から氏家さんと張り合ったと思いますが、強気で行ったジャパンオープンで失敗していますので(笑)、ここはチームバッティングに徹して、安全策の180kgを申請しました。
ジャパンオープンの悪夢を吹き飛ばす位の気合で臨んだ第一試技。止めなしとはいえ、バーベルは時速150kmの速さでホップしました(笑)。MASAO.HG、これにて復活しました^^。
一方、神奈川県警Aチームは、エースの氏家さん登場。日本人重量級の第一人者であり、何度も世界大会に出場していらっしゃる氏家さんとのスクラッチ勝負は正直分が悪いですが、第一試技190kgの内容によっては、まだ付け入るチャンスはある。僕の第一試技の内容からして、そう確信していました。
でも、そこは百戦錬磨の氏家さん。第一試技190kgを軽々と挙げていました。そして、第二試技は今大会唯一の200kgを申請しました。
この展開によって、僕の第二試技も190kgに決まりました。これに成功して、氏家さんが第二試技に失敗したら、あげあげブラザースが体重差で逆転優勝出来るからです。でも、主導権は氏家さんが握っているので、僕の成功を見て192.5kgに変更されたらほぼ優勝は絶望だと思っていました。
僅かな可能性でも、優勝の可能性がある限り全力で戦う。氏家さんにプレッシャーかける為にも、絶対に成功させなければいけませんでした。
完全に闘志が蘇った第二試技。バーベルはこれまでの不振がまるで嘘のように軽く挙がりました^^。
「ヨッシャャャャャ〜〜〜!」
まだ暫定トップですが、まるで優勝でもしたかのように雄叫びをあげるHG。これで
先鋒 仲さん 記録152.5kg
中堅 パワエリさん 記録185kg
大将 MASAO.HG 記録190kg
合計 527.5kg(大会新記録)
それまでの大会記録が495kg(2006年神奈川県警チーム)でしたから、なんと32.5kgも上回っての新記録です。
が、しかし、氏家さんはチームバッティングをしてきました。僕の成功を見届けると、第二試技192.5kgに変更。当然、バーベルは軽く挙がって行きました。これによって、神奈川県警Aチームの優勝が決定!あげあげブラザースは2.5kg差で、惜しくも2位となりました。そして、大会記録も1分間天下になりました(笑)。
僕としては、氏家さんには200kgに挑戦してもらいたかったですが(おそらく挙げていました)、よくよく考えてみましたら、チームプレーに徹するのは当然の事、僕が逆の立場でも、多分そうしていたと思います。
チームベンチの戦いを振り返ってみると、実力、勝利にたいする執着心共々、優勝チームには及ばなかった事を実感しました。
しかし、もしあげあげブラザースが今大会に参加していなかったら、神奈川県警Aチームも個人プレーに走っていたことでしょう。お互いが最後の最後まで緊張感のある戦いをすることによってチームの結束力を高め、大会史上稀に見る名勝負を演じたことに関しては、大変充実感がありますし、誇りに思っています。
そして、お互いが何が何でも優勝する。といった強い意気込みが、両チームの好成績に繋がったと思っています。
出来れば来年も、お互いにメンバーを変えないで、また神奈川県警チームに挑みたいと思いました。次は絶対に優勝したいと思います。

220kg超級準優勝のあげあげブラザースチーム。今回目標の530kgにはあと一歩及びませんでしたが、3人ともジャパンオープンの疲れを考えたら、上出来です。

優勝した神奈川県警Aチームと記念撮影。左より内藤さん、板垣さん、氏家さん。それにしても、体格差は一目瞭然!あげあげブラザースが子供に見えます^^;。超重量打線の神奈川県警Aチームを最後の最後まで追い詰めた、あげあげブラザースを誉めてあげたいです(笑)。
でも、このような屈強な警察官ばかりだったら、日本の治安ももっと安定しますよね^^。
この後、お互いの健闘を称え合いました。
圧倒的不利な状況の中、敵将をあと一歩まで追い詰めた武将が、かつていたような?
そう、大阪夏の陣での真田幸村です。
ジャパンオープンでは、真田幸村の銅像の前で優勝祈願した僕ですが、ようやくここで真田幸村になれたような気がします(笑)。
今回は正しく、大阪夏の陣の真田幸村のような戦いでした。

神奈川県ノーギア100kg級記録保持者の高山さん(中)と。高山さんは今回不参加でしたが、来年はあげあげブラザースの脅威となる事間違いなしです。

沼津からあげあげブラザースの応援に駆け付けて下さった沼津プロレスのスター伊東永悟さん(中)と。アップの段階で右手首を負傷した時は、永悟さんにピンチヒッターで出てもらおうと考えていました(笑)。

今回のサプライズは、会場隣のトレーニングルームに名俳優の夏八木勲さんがいらした事でした。夏八木さんの友人であるパワエリさんを介して、記念撮影をおねだりしました^^。
パワエリさんのHPにも素晴らしい写真が満載ですので、下記のページも是非御覧になって下さい。
http--sports.geocities.jp-otokomaepwnoone-kanagawati-mu2008.html
おわりに
今回は惜しくも、僅差で準優勝となりましたが、3人がベストを尽くしての結果。悔いはないですし、とても楽しい戦いでした。
ジャパンオープンの屈辱は、来年のジャパンオープンで晴らさなければと思っていますが、今大会で僕の心が晴れたことは確かです。でも、もしジャパンオープンが好成績でしたら、第一試技がら190kgに挑戦して、氏家さんにさらにプレッシャーを掛けていたと思います。やはりジャパンオープンで結果を残せなかった事が、最後には響いてしまったかな?と思っています。
しかし、両大会とも来年は目標が出来ましので、さらにモチベーションを上げてトレーニングに打ち込めそうです。新生MASAO.HG、今新たにスタートを切りました。
最後に、今大会でもたくさんのチームが参戦し、それぞれ目標を持って、大いに楽しんでおられる姿が印象的でした。チームベンチは大変面白いので、ベンチプレス競技発展の為にも、各都道府県でもチームベンチ大会が開催されればと思っています。
チームベンチの最大の特徴は、自分の試技よりも仲間の試技の方が緊張する事です。「頼むから挙げて下さい。」いつも冷や冷やしながら必死に祈っています。仲間がつまらないミスでもしたら、フクロにしたい位です(笑)。
ベンチプレスはあくまでも個人競技ですが、団体競技としてのベンチプレスも面白いものですね^^。
(完)
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