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こだわりの幸水・豊水・新高・あきづき・にっこり・コシヒカリの産地直送[果物|梨|古谷農園]




はじめに
園主は、農家の長男だから、農家を継ぐんだと言う言葉に反発し、どうせ農家を継ぐのであれば、農業と違う工業の知識をと工業高校を選択し大手電器会社に就職20年後、梨園の追加造成工事の手伝いを休日にしていましたが、この時の親や、手伝ってくれる梨仲間の姿に感動を覚え、梨農家の3代目になりました。
梨作りを始めるとまず、独学の結果、父親や農協の指導はきかずに樹の状態などは樹を見るより樹の状態、土の状態を数値化して診ることなど会社勤めで得ました。古くからの農家と違う考えの中で唯一先人の考えと同じなのが天は神様だと知らされたことです。
どうせ農作物を作るならとことん旨い物を自分が食べたいが為に肥料でも単に有機肥料で作れば旨いとの誤解を解き、土を造るための資材だから成分が明確な有機資材を使い。農薬は内容、効能を勉強し、天然の物は安全だと云う間違った考えで有機栽培などとの嘘はつかなくて良いように過去の害虫の発生状況や園地周辺、庭木などの虫の観察し適期の薬剤散布と病気を勉強することで発病時期や写る原因を抑える為、天候を日々チェックし適期防除で病害虫の蔓延を抑えてます。科学薬品にしろ、天然薬品にしろ無登録農薬は当然使いません。




こだわり(土作りの基本)

 
左上
米ヌカ、カニガラ、菜種カス、魚粉、鶏肉カス、ぼかしコンブなどの有機質100%を混ぜ合わせ醗酵させた最高の肥料です

※牛糞などの堆肥では安定した良質の物を入手することは 不可能で品質に保証が無いなどのことから金額を無理してでも使用しています
右上
搾り菜種カスで通常と違って薬品で油分を抜いてないので成分が残り高価だが味に効果があると思い使ってます
左下
海水から作ったミネラル豊富な有機100%のカリ肥料です
中央
果樹園で最重要とするカルシウム、苦土、カリのバランスを取る有機100%のく溶性苦土肥料です
右下
土中に有っても使われづらいリン酸で必要度No.1の要素で最高のバッドグアノ(こうもりの糞)で天然有機リン酸肥料

※野菜などに使うと根の張りが良くなり味も最高に良くなります






剪定作業(12月〜3月)

  落葉前後から来年、梨の実をつける枝と樹が切っても大丈夫だよと云う枝以外を残して切り落とします.人間の都合では無く、素直に樹の意見を聞いて切らないと樹勢が落ちて萎縮病などになってしまいます

※エアーコンプレッサーを使ってエアーハサミで切ったりノコギリで切ったり・・・目に切り粉が入らないようしてます。顔が日焼けするのは職業病ですね

剪定前
剪定後



 
切り落とした枝はドラム缶で焼却しますが灰にはしません。灰になる前の炭の状態で果樹園の土壌改良剤として還元します

還元された炭

 



棚つけ作業(12月〜3月)

  剪定終了後、今年実をつける枝をねじり曲げたり、切り曲げたりし傷口をテープで巻いて保護してから紐で縛りつけます

※剪定、棚つけ作業で上ばかり見ていると飛行機が行き交うのを見て何処行くのかな?とか、低く飛んでいるな、今日はたくさん飛んでいるなとか思いつつ作業をしてます

紙と麻で出来たヒモで枝を棚線に縛りますので切り端が土に混じっても土に戻り安心です。セロハン製のヒモを使用する人も居ますが、当園では環境にやさしい資材を使っています
 



摘蕾作業(4月上旬)

  実を付ける枝の先端に2つの花を咲かせないように花芽の蕾を取ります。花芽の蕾を取ることで枝伸びが速くよくなり実の肥大も早くなります



花粉準備作業(4月上旬)

  幸水、豊水はほとんど自己受粉出来ません。そのため新興の花が釣鐘状になったら花を摘み取り人工受粉用の花粉を採取し冷蔵庫に一時保存します



受粉作業(4月中下旬)

  幸水、豊水は他の品種となら自然受粉しますが、園地の中で隣り合わせで他品種が植えてある混植ではないので、人工受粉や蜜蜂による受粉をします

※花粉には型があり、他品種でも受粉できない組み合わせもあります

受粉用蜜蜂箱
機械での受粉
梵天での受粉






着果状況

  受粉した結果たくさんの実がなりました。機械で受粉すると一箇所に多くの実を着け蜜蜂だと実が安定して着かず、やはり受粉は作業が大変でも梵天が一番かなと思います



摘果作業(5月中旬〜6月)

  たくさん着いた実を1本の枝で5,6個程度になるよう間引きます

※梨は収獲の遅い品種ほど花は早く咲きますので、花が咲いてから収獲までの機関が短い幸水などは早く摘果を終わらせないと実が大きくなりません。幸水は受粉後120日でにっこりは190日くらいで収獲となります

果台が大きい、形が良く、一番大きい実を残しました

※開花からこの時期までは晩霜による被害が心配で、摘果以降は雹(ヒョウ)の被害が心配です。「神様・・・」と手を組み空に向かって祈る気持ちです
 



多目的防災網展張(4月下旬〜5月上旬)

  防雹、防風、防鳥を目的とした網目6ミリのネットでしまうのは収獲後に行います

※このネットは横を下に垂らさなければ、地温が1,2度上昇しますから霜対策にも使ってます



害虫発生予察(4月〜10月)

  フェロモントラップで梨の主要害虫であるナシヒメシンクイの成虫(蛾)がいつ頃発生するか、トラップ内を日々観察して状況に応じて薬剤散布をしています。効率的薬剤散布をして極力農薬を使わないようにしてます。またソーラー黄色LEDで害虫を寄せ付けない取り組みもテスト中です

※殺菌剤については農薬の勉強や病原菌を殺すのではなく住みづらくする方法、重要処置時期、雨量をみて薬剤散布回数を減らしてます
病害虫に対する考え方は虫にも少しは梨を食べさせ病気は開花前後の発病最重要期にムラなく効果の高い薬剤で対策し、発生したら病巣を除去しますが結果的に梨の実に移らないように感染時期に効果の高い薬剤を使うことで薬剤散布回数が総合的に減り安全安心につながる薬剤使用状況は公開してます






農薬散布(4月〜11月)

  薬剤散布内容は公開してます。お客さまに安全、安心はもとより生産者も薬剤散布で、暑い時にもカッパなど着て作業はしたく無いから散布回数を減らす工夫を日々してます








緑肥刈り作業(年間4〜5回)

  草の根の周りを掘ってみると太ったミミズがいっぱいいるんです。除草剤を使わないことで菌が活きてそれをミミズが食べてフンをするサイクルで良質の土が出来るし、緑肥として使っている麦は土中に根を張り機械で耕す以上の効果がでますし、刈られた麦の葉は土着菌により分解され肥料となります。以上の理由から草生栽培をしてます

※刈り取りをしないと膝丈以上に麦が伸び他の作業が露っぽくて大変です
草生栽培は結構難しいのです。きちんと管理してないとダニの発生原因や霜害の原因になります

良質の有機質資材の投入と除草剤を使わない草生栽培で土中にミミズや菌がいっぱい居ます。ミミズを食べにくるモグラ穴や菌を元にきのこが生えてきます  



土壌診断用採土(7月)

  地表面より20〜30センチの深さの土を採取し日陰干しで乾燥させた土の成分分析に出します。結果を過去と比較し今年の作柄を診て肥料や土壌改良剤の散布計画をたて、より美味しい梨を作ります

※昔の人は経験と勘でやってますが、私は経験が少ないため栽培結果と診断結果をもとに悩みながら梨を作ってます
畑によって診断結果が違うので全圃場の診断を実施し圃場ごとに対応してます。圃場によって樹の樹齢、土地の傾斜、周辺環境など違いますから同じ施肥はおかしいですよね



お礼肥え施肥(8月下旬)

  幸水の収獲終了直前に来年に向けて養分を蓄えるため、即効性有機肥料の鶏糞を幸水の木元に「今年有り難う来年またね」の感謝の気持ちを込めて降ります

※これから収獲する品種には味など影響のないよう人力で注意して散布します



基肥散布(3月〜5月)

  有機肥料、土壌改良材、緑肥など前年の反省をふまえて作った施肥計画に応じて散布します

※資材によって形状、大きさが違う為、散布量の調整がけっこう面倒なんです。以前は作業の効率化で11月でしたが、気温、地温が上がり本当に必要となる時期に施肥する事で減肥とコスト削減になります



土壌物理生改善作業(11月下旬)

  土中の物理生改善のためグロスガンと言う機械で空気と土壌改良材を地表50センチ位のところに打ち込み水はけや通気性の改善と移動しずらいリン酸肥料などを一緒に打ち込みます



その他の取り組み
@
安全、安心の為に、減農薬の取り組みで殺菌剤は薬剤散布間の雨量で間隔を調整し、殺虫剤では過去からの発生情報と現状を把握し的確な時期に散布してます

A
味については肥料、葉面散布剤の効果を非破壊糖度計を使って効果確認  美味しさにこだわって作っている為、間違いの無い梨を届けるため非破壊糖度計の設定を都度調整中  良い土つくり甘い梨をつくる為、作り方と資材の効果テスト

個人で様々なテストをしていますが、手間とコスト、評価方法など難しいんです。天候に左右されっぱなしです。農業は難しい?アンテナを高くして少しでも役立つ情報を入手中です。公的機関で生産者の思いに合った試験を実施して欲しいものです






収穫作業

  消費者の皆さんは青くて見栄えの良い梨を選びますが幸水、豊水、新高、にっこりなどむ無袋栽培の梨はほとんど赤梨ですから、青いのは未熟な証拠です本当に美味しい梨が店頭に並べば店も廃棄しなくて済み店も儲かると思うんだけど?
収獲は色で判断し市場出荷とは違い熟成した状態で採りますが、多肥で収獲近くまで化学肥料を追肥してる梨は色がでていてもマズイですねそれと収獲直後の甘さは保存して色がでても甘くはなりません
※なんといっても天候次第ですが、食感は有機肥料の方がガリガリ感が無く、草生栽培のが甘味はでます






選果作業

  収獲時、直売で一番要望の多い大きさの仕分けされた梨を虫食い、芯腐れ、うるみの無いことを確認してから非破壊の糖度計で甘さを確認してはかりにかけてお届けします

※幸水のしりから汁が出る芯腐れは一日置かないと全然判らないため一日置いて荷造り発送します豊水のうるみは天候により発生しますが、照明等を工夫して注視して荷造り発送してます






保存方法
濡れ新聞で梨を包み買い物袋などのビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると長期保存可能です但し、素手でさわった梨を再度保存すると梨がいたみますので食べる個数だけ取り出すよう小分けで保存して置くことをお勧めします