形の三大要素


空手の形は、三つの重大な要素がある。

1・技法の変化
  一つの形には、幾種類かの技法が含まれている。
  これらの技法を修得することは、形の練習に際して最も大事なことである。
2・気息の吞吐
  武術においては、すべて虚実ということを大事にする。
  我が実をもって敵の虚をつく、即ち我が充実した力をもって敵の空虚をつくことが大事である。
  よって、空手においては、気息の吞吐に五種類の法があることになっている。
  ① 長呑長吐
    スーと長く吸い込んでハーと長く吐き出す。
  ② 長呑短吐
    スーと長く吸い込んでハッと短く吐き出す。
  ③ 短呑長吐
    スッと短く吸い込んでハーと長く吐き出す。
  ④ 短呑短吐
    スッと短く吸い込んでハッと短く吐き出す。
  ⑤ 波形吞吐
    ①から④の結合形で①と②、①と③、①と④、②と③、②と④、③と④等の結合になる。
  気息の吞吐は、すべて以上の五種十形の中に包含される。形を練習している間の気息吞吐法は、それぞれの
  動きに応じて前述の五種十形中のいずれかの形になる。
  形の練習においては、技法と気息との相関関係を十分注意して研究すべきである。
3・重心の移動
  重心の安定がなければ、たちまち破綻をきたす。いかに巧妙な技法、軽快な転身も重心の安定を伴わなければ
  ものの役に立たない。
  ※腰を中心に移動(勿論、例外を除き、上半身垂直)