武道の四要素
空手道に限らず、武道を修練する上で重要な四つの要素があり、一眼,二足,三胆,四力と言われます。
以下、簡単に説明しましょう。
眼とは着眼のことで、目付けといいます。相手の動きを見るのはもちろん、屋外であれば地形地物天候等を一瞬の内に
察知し、自分の有利な位置に立つことです。相手に対して、どこを見たらよいでしょうか?まず相手の眼の動きによって
心の動きを察知します。しかし、眼にばかり心をとられると他の動きが判りません。一応は相手の眼に着眼しますが、
相手動静が全部判るよう全体を包むように見ることです。基本や形の場合は正面、または進行方向の自分の眼の高さを
見ます。特別の場合を除き下を見るのは着眼点もはずれ、姿勢も崩れるので絶対いけません。
足とは運足のことです。攻撃防御ともに運足が速く軽く、しかも重心が安定しなければなりません。必要以上に
高く跳んだり、重く体をひきずっては体が動きません。地面には付かず離れすぎず軽快な足捌きが必要です。
胆とは胆力のことで、どのような場合にも、驚いたりあわてずに何事も冷静に判断して処理する精神です。
力とは「ちから」のことで、筋力とか持続力とか瞬発力等があり、いずれも大事な要素ですから、日常鍛錬するよう
心掛けることです。初心者は、無駄な所に力が入りすぎ、かえって技を邪魔することがあるので、力の使い方を
よく研究しましょう。