被害・関係妄想のカウンセリング

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被害・関係妄想のカウンセリング
統合失調症の概念からサリヴァン(サリバン)の

関与しながらの観察などについて


サリヴァン(サリバン)について    東村山市 アキバ系カウンセラーの「ブログ」、「日記」          


(ブログには、右の日記の
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東村山市
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【日記(1)】

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類似・関連事例へのリンク(121)【統合失調症(昔の精神分裂病)
1 1-121.統合失調症…被害関係妄想、連合弛緩
2 1-137.死にたい。死ぬことや自殺の方法を考えている。統合失調症と軽いうつ。

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<被害・関係妄想とは>


 「被害・関係妄想」は、
統合失調症(昔の分裂病)の1分野です。

 しかし、本当に、「被害・関係妄想」を、
他の統合失調症(昔の分裂病)と
同列に扱ってよろしいのかどうかは、
専門家でも意見が分かれるところです。

 私は、精神科医でも、臨床心理士でもございませんので、
偉そうなことは申し上げられませんが、

恐らく、「被害・関係妄想」の場合、
他の統合失調症(昔の分裂病)と比べて、

例えば、脳の侵されている部分や
(脳内)ホルモンバランスなどの何かが、
決定的に違うのだと思います。

 以上、12行のことは、トップページの表にも書きました。
以下、もう少し、深く述べていきます。


北杜夫や倉橋由美子やサリヴァンについて

<北杜夫、倉橋由美子、サリヴァン>


 私の精神病や精神医学に関する知識のもとになったものは、
学生時代に読んだ「北杜夫」や「倉橋由美子」の書籍です。

 もう、20年以上も前のことです。

 その内容については、もう、ほとんどうろ覚えですが、
心の病や精神医学に関する本当の歴史は、
このような書籍に記されていると思います。

 また、以前、「H.S.サリヴァン」の「現代精神医学の概念
という書籍を熟読しました。

 「現代精神医学の概念」は、内容が難しすぎて、
万人向けではありません。

 その原因のひとつは、
訳者が難しく表現しすぎているだけであるという面もあり、
もっと、内容を易しく訳した書籍を
誰かが書いたほうがよろしいだろうと思いました。

 それはともかく、この書籍には、
精神病や精神医学に関する、
本当の歴史をひも解くのに大切なことが書かれています。

 そして、この書籍には、
被害・関係妄想のカウンセリグ」に関する、
重要な真理が書かれています。

 なぜ、精神病や精神医学に関する本当の歴史について、
ここで言及するかというと、

 「被害・関係妄想」が統合失調症の
1分野となっている原因が、
これらの歴史から読み取れるからです。

 「被害・関係妄想」が、
統合失調症の1分野となってしまった原因は、
歴史的に理解できます。

 しかし、現在では、別分野にすべきだと私は思っています。


歴史を遡ると、見えてきます。

<村八分〜座敷牢〜魔女狩り>


 歴史を遡(さかの)れば遡るほど、
精神医学は、もっと単純でした。

 現在のように、何十もある、「○○人格障害」という、
人格障害のタイプの些細な違いを
きちんと区別して理解する必要など、
昔はなかったのです、

 昔、日本では、「変なことを言う人」を村八分にしたり、
座敷牢に閉じ込めたり、山に捨ててきたりしていました。

 諸外国でも、似たようなことが行なわれています。

 魔女裁判で男性も女性もを火あぶりにしていたのは、
ほんのつい最近のことです。

 1600年代を中心に、約300年間、
ヨーロッパでは、「魔女狩り」によって、
男性も女性も生きたまま火あぶりにされていました。

 殺された人の人数は30万人とも300万人とも言われます。

 (ちなみに、魔女狩りで殺された人の中には、
男性もかなり含まれています。)

 その多くは、上流階級の人々による、
下級階級の人々への「いじめ」であり、「虐待」です。

 そして、「魔女狩り」によって、
私腹を肥やした人々がたくさんいたのです。

 こうして、殺されてしまった人々の中に、
何も証拠がなくても、「被害・関係妄想」の人々が
含まれていたと容易に想像できます。

 「魔女狩り」は、1700年代の終わりごろまで、
続いたらしいのですが、1900年に入っても、
人々は、「変なことを言う人」を、殺したり、
閉じ込めたり、捨てたりしていたのです。


精神病院が増えてきました

<最初の精神病院>


 そのうち、1800年代の始め頃から、
精神病院がだんだん増えてきました。

 インターネットの記事によれば、
1400年代の終わりに、
最初の精神病院ができた
」とか、
日本にも、
もっと昔から精神病院がお寺の中にあった

というような記事を発見することができますが、

現在の精神科や心療内科につながるようなものは、
1800年代の始めごろからと考えてよろしいでしょう。

 しかし、最初の段階では、精神病院は、
変なことを言う人」だけでなく、

政治的に都合の悪い人
権力者にとって都合の悪い人
ある家族にとって、都合の悪いその家族の一員」などを
閉じ込めるのにふさわしい場所でした。

 簡単に言えば、座敷牢の代わりです。



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ちょっとだけ観察して、薬を出す
























































被害・関係妄想は、他の統合失調症と違う


































ケースバイケースで臨機応変に。




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カウンセリングはきちんと行なわれているか

<サリヴァン 関与しながらの観察>


 いつから、きちんと「カウンセリング」が行われるようになったのかは、
人によって、意見が分かれるところです。

 人によっては、2006年現在でも、
きちんと「カウンセリング」など行われていないと言うでしょう。

 しかし、前述のサリヴァンが、1939年に、
現代精神医学の概念」の講義を行なった頃から、
心療内科や精神科の質が変わってきたといえます。

 サリヴァンのこの講義には、重要なものがたくさん含まれているのですが、
この講義における、一貫した、重要な考え方のひとつは、
関与しながらの観察」です。

 簡単に申し上げますと、「クライアント様のお話を親身になって良く聞き、
関わりながら、しかし、クライアント様をよく観察し、
クライエント様の変化を感じ取るようにする
」ということです。


心の病は対人関係の延長から理解できる

<対人関係の延長から理解できる>


 2006年現在、医学の発達により、「脳の侵されている部分の解明」や
脳内ホルモンの役割の解明」などがされてきました。

 したがって、例外も考えられますが、
前述の「関与しながらの観察」の元となる考えがあります。

 それは、次のようなことです。

 「もっとも、重症のクライエント様が示す、様々な『異常な行動』も、
常人が示す対人関係の延長から判断できる


 「重症のクライエント様の言動でも、大体、生後1年6ヶ月未満の
幼児の対人関係を参考に解釈できる
」というものです。

 つまり、重症の患者様であっても、きちんと観察すれば、
ある程度理解できるという考え方が基本的にはあるのです。

関与しながらの観察は行なわれているか

<日本の医療現場、日本の医療の実情を勉強すること>

 では、2006年、日本の精神病院や精神科、あるいは、心療内科において、
関与しながらの観察」がきちんと行なわれているでしょうか。

 同業者のカウンセラーや
私が直接カウンセリングを行なったクライアント様のお話によると、
日本の心療内科や精神科において、「関与しながらの観察」が、
きちんと行なわれているとはとても思えません。

 「ちょっとだけ観察して、薬を出す」というパターンが、
どうも多そうなのです。

 これは、何も、心療内科や精神科のお医者様が悪いわけではなく、
むしろ、制度やシステムの問題でしょう。

 日本のお医者様は、数多く診療して、
たくさん薬を売らないと、儲からないのです。

 「そんなの当たり前じゃん」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんが、
諸外国では、そうでもない場合があるのです。

 「数多く診療しようが、数多く薬を売ろうが、お医者様の年収は一定である
というシステムに限りなく近づけている国もあるのです。

 この場合は、患者様が少ないほうが、お医者様が楽できますので、
お医者様は、数多く診療することよりも、
数多く薬を売ることよりも、まず、患者様を治すことを優先いたします。

 そのかわり、いくら働いても、年収はほとんど変わらないので、
とことん、さぼるお医者様も出現しそうですが。

 私は、共産主義者でもなんでもないのですが、
お医者様に限っては、

多く診療しようが、多く薬を売ろうが、お医者様の年収は一定である。
お医者様は、まず、患者様が治ることを優先する。
 しかし、お医者様はさぼらない

というように、世の中が変化すればいいなと思います。

 しかし、世の中そんなに甘くないので、
日本のお医者様の制度やシステムがよくなるとは、あまり思えませんけど。

 いずれにせよ、日本の医療制度、システムにおいて、
関与しながらの観察」が、
念入りに、きちんと行なわれるという期待はあまりできません。

 「関与しながら、きちんと1時間も観察(診察)したうえで、薬はいらない
と診断してしまったら、お医者様が破産してしまいます。

 病院が倒産してしまいます。

 被害・関係妄想のクライアント様がいらっしゃるご家族の対応といたしましては、
(全ての精神疾患の対応も基本的に同じですが)
このような日本の医療の実情をきちんと勉強なさることが大切となります。


被害・関係妄想の特徴とは

<被害・関係妄想の特徴>


 その上で、被害・関係妄想のかたのお話をよく伺うことが大切です。

 そして、被害・関係妄想のかたのお話をよく伺えば、
自然と、他の統合失調症のかたの妄想のパターンと
被害・関係妄想のクライエント様の妄想のパターンが違うことに気づくはずです。

 その違いをいくつか述べます。

 第1に、他の統合失調症の発症年齢は、発症平均年齢が20歳前後であるのに対し、
被害・関係妄想の場合、平均発症年齢が30歳前後であることがまず挙げられます。

 第2に、被害・関係妄想は、
比較的知的レベルの高い人がかかりやすいという特徴があります。

 第3に、他の型の統合失調症は、
おおむね、考えることが支離滅裂であるのに対し、
被害・関係妄想の場合、妄想自体に綿密なストーリーがあり、
このことは、裏を返せば、考え方がよくまとまっているといえます。

 他にも、いろいろな特徴があります。
 統合失調症の分類に関しては、多くの書物が出ています。

 それらの書物によって、後は、皆様がご自分でご研究下さい。


真剣に、丁寧に聞いてあげることが大切です

<真剣に、丁寧に聞いて差し上げる>


 被害・関係妄想のクライアント様がいらっしゃるご家族の対応といたしましては、
このような被害・関係妄想のクライエント様の特徴も
きちんと勉強なさることが大切となります。

 その上で、被害・関係妄想のかたのお話をよく伺うことが大切です。

 たとえそれが妄想であっても、
妄想しているかたにとっては、それが事実であり、現実です。

 真剣に、丁寧に聞いて差し上げる必要がございます。

 また、真剣に、丁寧に伺わないと、そのような態度が
妄想なさっているかたに伝わり、かえって状況が混乱することも想定されます。

 何も、全て肯定しなくてもいいのです。
 ケースバイケースで臨機応変に対応する必要があります。

 「10個」の妄想を真剣に丁寧に聞いたら、
そのうちの最も事実に反する「1個」を、
やんわりと否定してもよろしいかもしれません。

 うまくいけば、「被害を受けている」というパターンの妄想が、
援助を受けている」というパターンへ変わっていくかもしれません。

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心理療法編


1. 来談者中心療法(クライエント中心療法)
に対するささやかな批判


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