飼 育 初 期

水槽の立ち上げ初期メンテナンスは、換水をしっかりと行なうことと餌は控えめにあげることだと思います。換水で水質管理を行ないながらバクテリアを充分に増やすようにし、ミドリフグが水質に慣れるまでしっかりと観察をしてあげる事で、飼育を軌道に乗せましょう。

多い例として飼育開始から数日から数週間でミドリフグが体調を落とし最悪の状態になることがあります。これが意外に多いので汽水は難しいとかミドリフグは難しいと感じてしまう原因ではないでしょうか。

 @換水はしっかり行なう。
    換水量は概ね30%程度で注水はゆっくり行なう。
 A給餌は少なめに。特に最初の2日〜3日は餌を控えても問題ないと思います。
 B餌は、特に乾燥クリルなど、乾燥した餌を与える場合は飼育水で柔らかくしてから給餌して下さい。
 Cエアレーションは昼間だけでも良いのでしっかり行なう。
 Dアンモニアや亜硝酸の試薬を使用して確認する事は大切だと思いますが数値で自分を追い詰めない。

よく、排泄物や餌の残りからアンモニアが発生し・・・と聞きますが最もアンモニアが排出されるのは海水・汽水魚の場合はエラになります。つまりエラの保全が最も大切でして日本の水に慣れるまではエラ組織の保護や弱アルカリ性の水質で起こるアンモニアの未分解部分がエラから体内に逆流して起きるアンモニア中毒には特に要注意です。

間違えやすいのは飼育を始めて水質が原因でエラの組織が一部壊れてしまい、エラ病と判断して殺菌の薬を投入してしまう事が多いです。魚にエラ病はありますが発生の確率はそれ程高くないと思いますが細菌性のとか寄生虫でのエラ病と思う方は多いようです。 硬水地域の方で飼育を始める場合には規定量のアクアセイフを使用する方が無難かも知れません。そして、間違いが起き易いのはアクアセイフの量を計る時に、キャップの外での量ではなくキャップの内側での量を投入し負担をかける事が見受けられます。

また、アンモニアなどの数値に驚き大幅換水をする方も見受けられますが、それを行なうと水質の変化が起きますし、バクテリアの増加にも影響が出ますので「そこそこ」とお考え下さい。

数値を計りますと、最初はアンモニア値が上昇し、遅れて亜硝酸値が上昇します。その後アンモニア値がピークアウトして、しばらくしますと亜硝酸値がピークを迎えますが、両方の値は下がり始めると急速に下がります。その辺りから茶コケが出て水槽が汚くなってきますが水は輝いてきます。透明感ではなく輝くと言う表現が合います。

数値が下がり始める頃には換水のサイクルも長めにしても良いと思います。水槽サイズや飼育数によりサイクルは異なりますので自分での換水サイクルを見つけて下さいね。また、数値が下がり始めた頃には餌も通常の状態にできますので楽しみにして下さい。



換水の重要性
目的
飼育初期においては水が出来上がるまでの間、アンモニア中毒を防ぐ事です。それ以降の場合は亜硝酸塩・燐・燐酸・燐酸塩などの栄養塩やバクテリアサイクルでできた水槽にとって不要なものを除去する事となります。また、水が汚れてきますとPHの低下を招きます。これは魚の居心地の良い環境が変わってしまう事になりますので良くない事です。以上の事を防ぐ事が換水のが目的になりますのがの水ができたから換水が不要になるのではなく、換水のサイクルが少し長くなるだけです。生命線ですね。

    目安
        10リットル以下のインテリア水槽
           初期時  毎日10%〜10%
           それ以降 1週間に20%程度

        30センチ水槽
           初期時  1日間隔10〜20%
           それ以降 1週間に10〜20%    落ち着いたら2週間に30%

        45センチ水槽
           初期時        2日〜3日間隔で10%〜20%程度
           それ以降      1週間に20%から30%程度
           落ち着いたら    1ヶ月に30%〜40%
           水ができたら    1ヶ月に30%程度

        60センチ水槽
           初期時        3日間隔で20%程度
           それ以降       1週間に20%〜30%程度
           落ち着いたら    1ヶ月に30%程度
           水ができたら    月に1度30%程度

        90センチ水槽
           初期時        2週間に30%程度
           それ以降       1ヶ月に30%程度
           水ができたら    1ヵ月半に30%〜40%程度

この条件は3センチ程度のミドリフグが2匹程度を想定していますが、あくまでも参考程度として下さい。水ができるまでは注水はゆっくり行ない、水質の変化を最低限にしてあげて下さい。育った環境の水質、ショップでの水質、飼育する水槽の水質、それぞれが違うのでゆっくりと慣れさせることが大切かと思います。