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【データ】
製作材質:ファンド(レジンキャスト複製)
塗装:ラッカー塗料
体高:27p
全長:46p
完成:2007年12月
その他:フルスクラッチビルド
※商品原型ではありません。あくまで個人の趣味で製作しています。 |
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※画像をクリックすると大きな写真が見られます。 |
| 【はじめに】
いきなりですが、やっと出来上がりました。
というのは、製作に足掛け三年かかってしまったわけでして、なぜこんなにかかったかというと、単に「いじってない時間」が長かったからです(爆)。
「作る」と宣言してから果たして何年経っているやら・・・。
で、私、生まれも育ちも東京・品川でございます。ぶっちゃけ、ゴジラ本土初上陸地です。そんなこともありまして、なぜか「初ゴジは作らなきゃ」という脅迫観念がありました。
その昔、私は京商から発売された「東宝特撮ヘッドライン」シリーズで、キンゴジとビオゴジの原型を担当しました。この記事を書いている時から丁度10年前のこと。今回初ゴジを作ってて、あの頃感じた『恐怖』を思い出しました。
ことに商品原型だったので、自分が作ったものを白日の下に晒し、お客様のお叱りを受けなければならないわけで。
で、今回は商品になるものでもなし、手前の勝手で作っているものなので「そんなのカンケェねえ!(by小島よしお)」と言いたいところなのですが、やっぱ怖いです(爆)。
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| 【コンセプト〜足の指】
コンセプトなんてえらそうなことを言ってますが、まあ「初ゴジを作る」だけでして。どうも「着ぐるみの再現」に終始していた造型師なもので、今回もその枠を超えることが出来ませんでした。いや、越えるつもりもないです。
一つ昔から気になってたことがありまして。
初代ゴジラの足の指は何本?
答えは4本です。が!初代ゴジラのもっとも有名なスチール写真、あの戦車隊を前にした全身写真は、4本指に見えないのです。
これ、本当に4本なのか?ずーーーっと疑問に思ってました。調べていくと、ゴジラの着ぐるみは撮影当時2体作られ、それぞれ「1号」「2号」と呼ばれているとのこと。
先に作られた1号は、日本における着ぐるみの第1号ということもあり、その重量200キロだとか。役者が中に入っても動かなかったとのこと。結局1号は上半身下半身に分割され、足のアップ、上半身のアップの撮影に使われたといいます。
これを踏襲して軽量化された2号が全身撮影に使われました。
さて、足の指の問題ですが、1号は4本であることは現在残っている写真資料で確認が出来ます。ところが2号の足の指の本数がどうも謎なんですね。
そこがミクシィで議論になりまして(爆)。
そしたら・・・探せばあるものですねえ、河内桃子と宝田明がゴジラ2号とふざけてる写真があって、そこではっきり2号の足指は3本であることが判明したんです。
で、それにしたがって、今回、足の指を3本にしました。
何故か?というと・・・わかりません。そうしたかったからです。でも、映画の中の初ゴジの足指は4本です。
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| 【製作】
先に「足掛け三年かかった」と書きましたが、期日的には2年4ヶ月くらいですか。
大まか全身が出来たところで手が止まりました。私は完成させる際にレジンキャストで複製し、それに塗装することにしているのですが、30cmクラスの怪獣を複製したことがない。それだけのリスクを負う気もなかったわけで。それで長期に渡って放置する羽目になってしまったのです。真に情けない。
しかし、あるときに複製する決心が固まり、造型を再開したのです。
原型が完成し、複製作業に入ります。これは実に大変なものでした。
個人での複製なので、パーツを細かく32パーツに分割、なるべく型数を少なくしていくも、最終的に出来たシリコン型は10個。
使用したシリコンは10キロ弱。リサイクルしたシリコンチップを含めると、恐らく13キロくらいになります。
しびれるでしょ?
結果的に出来たわけですが、もう30pの怪獣を趣味レベルでやりたくありませんよ、あたしは(爆)。
型抜きのスキルは間違いなく飛躍的にアップしました(爆爆)。
【塗装】
塗装はいつもと同じくラッカーで。
某社から黒のサフェーサーが発売されていたので、使ってみたら、まあ剥げる剥げる。まったくサフの役割を果たしてくれません。
結局、定番の某社のサフを拭いて、その上に黒サフを拭きます。ゴジラは体表のヒダヒダに塗り残しが出来やすいので、注意しつつ。その上からダークアースを全身に吹きまっ茶色にして、その上からグレーを重ねて行きます。暗いグレーから3段階ほど明るくして、エアブラシで拭き、そのあと筆でドライブラシを。ドライブラシのあとに筆ムラを馴染ませる為にドライブラシと同色のグレーを全身にうすーく拭き、仕上げにフラットベースをシンナーで溶いたものを納得が行くまで吹く。
写真を撮る、という前提なので、フラットベースは徹底的に吹きました。肉眼では問題なくても、照明を当てて写真を撮ると、妙にテカって安っぽくなってしまうので。
それを利用して、牙と目には、最後の最後にエナメルクリアーを表面に塗ってあります。
【最後に】
出来たおかげで、まずは机の上がすっきりしました(爆)。いやいや、それよりも、私は別にゴジラファンというわけではないのですが、これには「また作りたい」と思わせる何かがあるようです。
作業工程は思い出したくないくらい辛いものでしたが、またいつか、別のアプローチで作ってしまうのだろうなあ。(2007/12/11)
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