北アルプス縦走5日間北の神さまはボクの味方なのか(2012年8月18〜22日)

北アルプスの神さまはボクの味方だ。
北アルプスはいけすかないとか、
南の方が好きだ、
とか言ってても、
どういうわけか北アルプスの神さまはボクに味方してくれる。

北アルプスはいつ行っても好天を用意してくれる。
いけすかないくらいの絶景をボクに見せ、
コワイ思いはさせても、
そのたびごとにボクを成長させてくれる。
ボクは北アルプスに好かれているのだ。

うらやましいでしょ。

8月18日(土)1日目
今年の縦走も北アルプスだ。
相方のみーさんの希望が
「第1に薬師、第2に黒部五郎」である。
当初は2週前に夏休みの予定だったが、
みーさんの仕事の都合でズレた。
しかも8月24日の金曜日は出勤だそうで、
長くても6日間しかとれない。

最初の予定は中房温泉から表銀座〜槍〜双六〜黒部五郎〜薬師〜室堂
だったが、
最高6日間では、われわれでは到底無理。
というわけで室堂から入って、
できれば新穂高にぬける計画とした。

というのは後付けで、
実はバスがとれなかった。
高速バスの事故の影響で、
規制が強まって高速バスがとれなくなっている。
増車がなかなかできないようだ。
というわけで、
なんとか最後に2枚余っていたのが室堂行きだった。

っちゅうわけなので、
今秋の3連休とかに高速バスを使って、
と考えている人は早めに予約しておいたほうがいいと思います。

で、土曜日にさわやか信州号で、
想定通り一睡もできないまま室堂につく。
週間天気予報ではこの日だけが心配。
大気の状態が不安定で、
というようなことだった。
五色まで行ければいいが無理ならどうしよう、
と思っていたが、
晴れ渡っている。
これなら行くしかない。

7時49分スタート。
が、ここでいきなり観光。
旧室堂山荘を見た後、
小さな雪渓を渡って玉殿岩屋を見に行く。
すぐ近くと思っていたのになかなか出てこないから心配になって、
ザックをデポして前を偵察。

なんかえらい下まで下りるぞ・・・。

1回戻ってみーさんに報告する。
ここまで来てしまったし、
違う場所かな、とも思ったが、
とりあえず進んでみる。

と、思ったよりも手前にありました。
2つ岩穴があります。
コースはそこまででロープが張られているので間違いようはないです。
途中で引き返さなければね。

きちんと手を合わせてから戻ります。

戻った後で地図を見たら(←それがいか〜ん)、
ちゃんと10分って書いてあります。

で、一ノ越山荘と浄土山方向の分岐を8時25分に再スタート。
時間があれば立山にも寄りたいところですが、
今日は天気が心配。
早く五色ヶ原につけるよう、
浄土山に向かいます。

気はせきますが、
天気はいいです。
がんばって浄土山には9時30分に到着。
休憩します。

立山、剱がかっこよくそびえています。

ここから下って行きますが、
このあたりから曇ってきます。

鬼岳東面というところで2回目の休憩。
おにぎりとソーセージパンの昼食。

このあたりに雪渓が何か所かありましたが、
傾斜も緩く、
状態も悪くなかったので、
さほど危険とは感じませんでした。
時期や時間によっては変わるかもしれません。

で、休憩を終えて歩きだしますと、
雨がぽつぽつとやってきてしまいます。
思ったよりも早く降ってきてしまいました。
まだ本格的には降っていませんが、
予報から考えて、もう雨具を着ていきます。

ほどなく雨具なしでは無理な程度に降ってきました。

と、ゴロゴロゴロ・・・
とイヤな音が。

ともかく急がなくてはいけません。

あと獅子岳のピークが残っています。
そんなところで雷にあってはまずい。
かなり焦りますが、
今は一人ではありません。
みーさんにも急いでもらいますが、
なんせ縦走の初日。
そんなにスピードは上がりません。

雷音はやみません。
とはいえ、落ちた音ではないですし、
まだ光も見えていませんので、
強硬突破します。

獅子岳のピーク近くからは、
みーさんと間をあけて、
できるだけ頂上付近をかけぬけるように指示します。

こういうときにも頂上で写真撮ったりしている人がいるから不思議。

こっちはとにかくピークを駆け下りて少しでもピークから離れます。

ザラ峠まで来まして、
ここなら少しは安心なので休憩をとります。

雨はそれほど強くはありません。
五色ヶ原まで急ぎますが、
まあ雷は大丈夫そう、
と考えている人も少なくなかったんでしょうか。

後でラジオで聞いたところ、
このころに槍で雷に打たれて亡くなった方がいたようだ。

13時30分ころに山荘に到着し、
雨はさほどではなかったのでテントの手続きをする。 で、恒例の山小屋ジュースはサンキストのフルーツミックス。
おいしそうだったが、 このときはそれほどうまさを感じなかった。

テントを張っていると雨もやんでくる。
晴れ間ものぞいてきました。

心配な1日でしたが、 予定通り五色ヶ原までこれました。
北アルプスの神さまはまたしてもボクに味方してくれた。

テント場のトイレはペーパーなし。
水場は小屋方向から向かって右側奥。
コンクリート製の構造物から水が出ています。

アルファ米は好日山荘で初めて見たもの。
「おむすびころりん本舗」のものだと思うが、
「ライス」と書かれたこれがくせもの。
お湯の量が何ミリとか書かれていません。
で、ここまでと書かれている注水線がなんと袋の外側に書かれていて、
内側にはなんにも書かれていません。
そんなんわかるかー!

適当にお湯を入れてつくります。
ちなみに袋の中にライスがさらに袋に入っているのも、
ゴミが増えて気に入らん。
さらに、そのライスの袋とは別に脱酸素剤が入っているのも意味がわからん。
ライスの袋にいっしょに入れとかないといけないんじゃないか?
さらにさらに、
熱湯10分と書いてあるのに、
15分待つとおいしく召し上がれます、
って、そんなら最初から15分って書いとけー!

今日のメニューは最初で最後のレトルトカレー。
でもカレーは最強だな。
まずいごはんでもおいしいもん。
あとオニオンスープに、
袋に入ってそのまま食べられるかぼちゃサラダ。
食後にアールグレイ紅茶。

これでも1人のときには考えられない豪華な夕食。

8月19日(日)2日目
早出をする人の音を聞きながら、
明るくなってから起きる。
薬師峠まで行ければベストだが、
みーさんは「無理」と。

まあ、薬師岳を遅い時間には登りたくないし、
できれば午前中の早い時間に登ってもらって、
いい天気のもとで展望を楽しんでもらいたい。

というわけでゆっくり準備。
五目ごはんにねぎみそ汁、
さらに食後にブラックコーヒー。
同じくゆっくりしていたテント場の人と話をしたりして、
結局6時44分スタート。
スゴ乗越までだしね。

いい天気のもと歩きだす。
鳶山に7時30分。
少し休憩し、
昨日はわからなかった五色ヶ原の全景を楽しみます。

途中もう1回休憩し、
越中沢岳に9時13分。

この先が確か厳しかったよな、
と前回きたときを思い返す。

スゴの頭との鞍部近くのトラロープのかかったところが核心。
それ以外もえらく急に下ります。

トラロープのかかったところで先行のパーティーに追いつきます。

最初に下りた男性の方が、
後方の女性の方々に「ストックはしまって!」
という声が聞こえます。
あの部分に来たな、
と思ったボクはみーさんにも、
「ボクたちもしまおう」と声をかけ、
ザックにしっかりくくりつけます。

前の女性は1人下りましたが、
ほかの2人が「先に行って見本を見せて」
とか言って譲ってくれましたので、
みーさん、ボクの順で慎重に下ります。

前回は登りだったこともあるし、
技術的にも今よりは、でしたし、
よくわかりませんでしたが、
一応手掛かりはとれます。
下り方向ですと、
最初はトラロープのかかった奥側ではなく、
手前側に下りて、
それから奥側に、
最後にまた手前側にルートをとります。

登りですとよく見えませんが、
トラロープをそのまま上がるのではなく、
1回奥側に行けますので、
そこから上がって、
登り方向ですと奥→手前→奥側にルートをとると登りやすいと思います。

下りきったところでほっとひと息の休憩。
地図にはこれ、
なんにも書かれないんだよな。
個人的には危険マークつけないまでも、
なんか注意喚起はしてほしいけどなあ。

スゴの頭への直登をこなし、
下りきりましたらスゴ乗越。
11時57分。
ここで最後の休憩。

男性1人と女性1人がちょうど同じく休憩に入ったところだったので、
若いカップルか夫婦だと思ってましたが、
みーさんによると、
女性が男性に対して敬語を使っていたとのこと。
ガイドとお客さんかなあ、
あるいは先輩と後輩か?
などと想像します。
女性の方はかなりバテているよう。

その横をすり抜けて最後の登りに。
で、またしてもこのころからぽつぽつと雨が。
降り出す前にテント場につきたかったなあ。
最後はみーさんもなかなか前に進まず、
13時にスゴ乗越小屋に到着します。

テント場にはだれもいません。
この時間でも一番の到着だったようです。
結局この日は4張りだけでした。

もう少し早くつくはずだったのですけど、
実は少し反省。
最後にスピードが落ちても早めにつけるよう、
もう少し早めに出るべきでした。
相方の体力も厳しめに計っておかないといけません。

1人の縦走は、
自分の体力だけと相談すればよい。
パーティーではそういうわけにはいかない。

1人の縦走は、
すべてを自分で消化しなければならない。
が、神経が他者に向かわない分、五感が研ぎ澄まされる。
それが単独行の良さであり苦しさでもある。
以前、そうボクは書いている。

2人の縦走では、
五感の働きが鈍くなる。
自然の声が、少なくともボクは聞こえなくなる。
それが2人の縦走の寂しさである。

でも、2人の縦走では、
喜びや苦しさを共感し、
分けられる良さがある。

自分だけでなく相手の体力や技術を計り、
そしてすべてのことをマネジメントしなければならない。
それが1人にはない難しさであり、
実はそれが1人にはない楽しさである。

明日も時間には余裕があるが、
明日は早く出よう。

スゴ乗越小屋では、なっちゃんりんご500ミリを一気飲み。
ボクは山では酒を飲まないが、
みーさんがビールを飲みたそうなので、
つきあいで、
あくまでつきあいでビール350ミリも立て続けに。

あとからついたテント泊の単独の男性が、
なっちゃんりんごを買い求めていた。
やっぱりビールじゃなく、
男はだまってなっちゃんりんごだよね〜。

昼ごはんはラーメンを1人分つくって分けて食べた。

夜ごはんは親子丼と赤だしみそ汁、わかめサラダ。
食後に贅沢カプチーノ。

8月20日(月)3日目
昨日の反省を生かして、
今日は3時30分起床。
パスタのナポリタンにオニオンコンソメスープ。

ほぼ予定通り5時5分スタート。
今日はさらに天気がいいようです。

間山に6時7分。

さらに途中で1回休
このあたりで学生団体とすれ違う。
この時間にここということはかなり早いぞ。

と思って聞くと、
薬師峠を2時に出てきたそう。
む〜、2時スタートかあ。
ボクにはマネできん。
まあ、この時間なら五色にも早い時間につくでしょう。
いろんな人がいるんだな。

北薬師岳には7時57分。
いい天気のなかで目標の薬師岳に登れそうでテンションも上がります。

でも、ここからが今日の核心。

北薬師岳と薬師岳の間はちょっとコワイ岩場を行きます。
少しやせたところも行きますので、
途中でストックをしまってマジモードで。
両側が切れ落ちているところは、
みーさんも苦手なようで、
少しびびったようです。

まあ、この間を歩く人はある程度のレベルの人だと思いますけど、
やっぱし地図にはなんか書いてほしいなあ。
せめて注意喚起はしてほしいところ。
やせているのですれ違いにも気をつかうと思います。

あと、この区間のコースタイム、
北薬師岳向きで30分、
薬師岳向きで40分と書かれてますけど、
厳しいめ、というレベルではなく、
これは明らかに間違い。
前後のタイムから考えて1時間10分前後クラスだと思います。
核心部だけに、こういうコースタイムを書いてはいけないと思う。
行く人は1時間は計算しておいてください。

で、薬師岳に9時7分到着。
晴れている間に山頂につくことができました〜。
いやあ、よかった〜。
やっぱり北アルプスの神さまはボクの味方である。

いきなり都会にやってきたような山頂。
ゴミひろいボランティアの中学生の団体もやってきて、
ものすごいにぎわいです。

赤牛岳の方向にはガスがわいたりきれたり。
薬師見平は下によく見えています。

今日は薬師峠までですし、 ここで思いっきり大休憩。
本当に気持ち良く過ごしました。

1時間以上休憩しまして、
ガスってきたのを潮に10時13分山頂をあとにします。

薬師岳山荘は新しく建て替えられていました。
ここでなっちゃんオレンジとフルーツポンチ。
なっちゃんオレンジは冷やされていてめちゃうまかった。
この山行のベストジュースでした。

山荘から少し下ったところで雷鳥の親子を発見。
子どもの雷鳥が登山道で砂浴びをしていました。
本当にかわいかった。

ここからの下りはいっぱいのチングルマロード。
ホネホネだけど・・・。

薬師峠のテント場には12時15分に到着。
晴れれば晴れたで、 このテント場は隠れるところがないので暑いです。

昼ごはんは山菜おこわに焼きそば、わかめサラダ。
食後にアイスミルクティ。

スゴ乗越のトイレで着ていた上着を薬師岳で出したら、
思いっきりトイレの臭いがついていたので、
その上着をここで干しておきます。
スゴ乗越小屋のトイレ、おそるべし。

少しでも日陰に入るため、 ハイマツの影に隠れて時間をつぶします。
女性が敬語を使っているカップル?もやってきました。
女性はかなりしんどいようで、
男性の方が「明日は折立だな」とか言っています。
おそらくボクたちと同じ3日目でしょうから、
一番しんどいときかな?

さすがにここのテント場は結構人が多かったです。

夕食はお湯をかけて10秒でできる瞬間美食のカレー。
あとチーズ入りホウレン草ポタージュ。
やっぱりカレーはうまいよ。
食後にブラックコーヒー。

どういうわけかケータイのワンセグテレビが入ったので、
天気予報をチェック。
明日もよさそうだし、
週間予報もよかった。
金曜日には、みーさんが出勤なので、
途中で下りるとしたら折立でしたが、
これならば先に進めそうです。

ただ、ここから黒部五郎小舎までだと、
翌日に新穂高のバスの時間に間に合わせるのはきつい。
明日火曜日に双六まで行ければ、
水曜中に下山で、1日洗濯などの時間もとれるし、
ビール飲みまくれる。

というわけで、
明日は早く出て、
双六小屋を目指してみよう。
で、黒部五郎小舎についたときの状況で最終判断をしよう。
早く出れば黒部五郎岳にも早い時間について展望も楽しめるだろうし。

8月21日(火)4日目
2時50分起床。
今日も天の川が見える。

この時間でも、もういくつもテントに明かりが灯っている。
手早くパスタのペペロンチーノ。
4時7分にヘッデンでスタート。

2人でも1時間17分でスタートできたのは収穫。

今日はロングになりますが、
最初に体力を使ってしまうとバテるので、
前に出てゆっくり歩くようにします。

4時27分に太郎平山荘を通過。
前方にヘッデンの明かりがちらちらしています。
先行者がいるようです。

日が出ましたら1回休憩し、
上着を脱いで日焼け止めをぬります。
今日も快晴ですよ。

北ノ俣岳手前で景色を眺めていた男性2人の先行者に追いつきます。
聞けば今日は双六まで行くとのこと。
同行者がいることで安心します。

北ノ俣岳には6時2分。
黒部五郎、笠、乗鞍、御嶽が並んで見えます。
遠くには白山も見えています。

中俣乗越には7時13分。
休憩後、ザックを担ごうとしたみーさんがバランスを崩して、
座っていた石に、しこたま尾てい骨を打ちつけて悶絶。
ここから段差のある下りのたびに痛みに耐えることになりました。
ザックを担ぐときにはやっぱし要注意ですね。

ここで男性2人組にぬかれます。
追いかけて出発しますが、
黒部五郎への大登りはなかなかのもの。
黒部五郎の肩まであとほんの少しのところで、
みーさんがガマンできずに1回休憩。

休憩後スタートしたらすぐに肩でガックシ。

肩にザックをデポして、
黒部五郎の山頂を目指します。
どういうわけか道を間違えて、
右側のゴーロを登って山頂に。
9時7分山頂に立ちました。

素晴らしい展望です。
本当、この天気のときに登れてよかった。

男性2人組のほかに、
途中で抜きつ抜かれつした単独の男性、
あと単独の女性がいました。
同じ方向に向かっているみなさんは、
黒部五郎小舎は超えて行く強い方々のようです。

前回ここにきたときは登った途端にガスられたので、
ここで大展望を見られたのは本当にうれしかったです。
やっぱり北アルプスの神さまはボクの味方なのだ。

そして槍もかなり近くなりました。
北の魅力はいろいろあるが、
槍ヶ岳が眼前に見えるのも北の魅力の一つだと言っていいと思う。
てへっ。

2人組が下山したので、
こちらも9時31分に下山開始します。
今度はちゃんとした道を通って下ります。
明確な道がついてます。
こんなところで間違う人の気がしれんよ。

カールを下りて水場のところで少し休憩。
本当に気持ちのいいところを歩いていきます。
黒部五郎小舎には11時7分。
山頂にいた2人組も、単独の男性、女性もいました。

山小屋ジュースはゴクリグレープフルーツ。
1人分のラーメンをつくって分けて食べます。
2人組には双六で生ビールいっしょに飲みましょう、
と言って励まされます。

みーさんに聞きましたら、
双六まで行くとのこと。

次の休憩で食べられるよう、
アルファ米に水を入れておいて、
11時44分に小舎をあとにします。

みーさんは尾てい骨も痛むようですが、
それでもがんばって登って行きます。
1時間登りましたら、
つくっておいた山菜おこわをあっという間に完食。

雲も多くなってきました。
ただ、雷は大丈夫そうなので、
三俣山荘への巻き道を見送ってそのまま登って行きます。

ボクも肩がかなり痛むようになってきました。
今回は軽量化に努めたため、
最初ストック込み、水なしの状態で17.2s。
それでもかなり効いてきました。

三俣蓮華岳には13時44分。

かなり曇ってきましたので、
去年と同じく双六岳はあきらめまして、
中道コースを選択。

途中で雨が降りだしてきてしまいます。
ザックカバーと雨具の上だけ着ます。
下も着なければ、と思ったのですが、
みーさんに「上だけでいいよね?」
と言われたので上だけにしてしまいました。

が、そういうときはすぐにかなり降ってきまして、
結局もう一度止まって、
ズボンをかなり濡らしてから雨具の下もはきます。
雨具の上を着るべきときは下もはくべきとき。
そういう風に学んでいたのに・・・。
勉強になりました。
北アルプスの神さまは、また一つボクに教えてくれた。

それでも双六小屋には15時47分に到着。
コースタイム11時間を2人で歩ききりました。
まさか本当に行けるとは思わなかった。
北アルプスの神さまはボクたちに試練を乗り越える喜びも教えてくれた。

雨の中、テントを張ったら、
雨がやむのはお約束。

寒かったので生ビールという感じではなかったのですが、
ここは無理くり生ビールである。
2人組の1人といっしょにかんぱ〜い!

夕食はみーさんが楽しみにしていた牛飯と、
焼きなすのみそ汁。
食後に贅沢カフェラテ。

8月22日(水)5日目
3時起床。
パスタのナポリタンときのこポタージュ。
食後にブラックコーヒー。

4時29分スタート。
今日は11時30分のバスに間に合わせるだけです。

が、それだではさみしいので、
稜線で日の出を楽しみます。
花見平で長めに写真休憩。

鏡平山荘ではネクターピーチ。

途中、パラッと雨に降られましたが、
ザックカバーをしてたらやみました。

秩父沢の水場で休憩したあと、
さあ出発、
と思ったら、ボクのザックがなにかに引っかかっています。

ん?
と思ってみてみると、
腰ベルトの余っている部分が、
石と石の間に強く挟まっています。
あっちこっちに引っ張ってみますがうんともすんとも・・・。

2人で引っ張ったりしましたが無理。
というわけでナイフでベルトを切り落としました。
余っている部分なので切っても全然問題ないですけど、
こんなことってあるんだな。
最後まで油断するな、
っていう北アルプスの神さまのお告げなのかなあ。

時間を使ってしまったので、
遅くなってしまいました。
バスの時間には間に合いますが、
その前に温泉〜
というのが厳しい時間になってきました。

でも一応最後まであきらめずに、
それなりのスピードで下ります。

わさび平でほぼ10時になってしまいますが、
それでもあきらめずに歩きます。

最後、ゲートを過ぎて橋を渡るところ、
ロープウエーに行く方の道に
「登山指導センター近道」
と書かれたものが上から張られています。

バスまでは時間がありますから、
どうせならと思って、
そっちの道に初めて行ってみます。
ロープウエー乗り場に出るんですが、
その分、確かに近道になって中崎山荘に10時57分につきました。

というわけで23分1本勝負で温泉に入ることにします。

******************
新穂高のバス停位置、変わっています!

去年までバス停のあったロータリーのところ。
登山指導センターや土産物屋などがあった建物は
壊されて更地になっています。
バス停は新穂高ロープウエーの乗り場の建物前に移っています。
チケットはロープウエー乗り場の建物に入ってすぐ、
右側に濃飛バスのブースで売っています。

以前のバス停にも止まりますが、
チケットが買えませんし、
人がいっぱいだと乗れない可能性もあります。
ご注意ください。
てか、橋の手前の分岐のところに大きく書いておいてほしいです。
時間ギリギリだと戸惑うと思いますので、
お気をつけください。

なお、登山指導センターはロープウエー乗り場の下、
ホテル穂高?と中崎山荘の間にあります。
登山届、下山届もここで出すようになっています。

登りの場合は、
ここで届を出した後、
少し登ってロープウエー乗り場の手前のバス停のところに入ってください。
駐車場のようなところをそのままぬけると、
橋がかかっていまして、
それを渡って道なりにいきますと、
以前のコース(上記の分岐のところ)に出ます。

以前の登山指導センターのところに
看板などは出ていなかったように思いますので
こちらもご注意ください。
******************

がんばって歩いた甲斐があり温泉にも入れました。
時間ギリギリですが、温泉を出て着替える。
なんとかバスには間に合いそうです。
秩父沢では「最後まで気をぬいてはいけない」
という教訓もくれたけど、
やっぱり北アルプスの神さまはボクの味方なのだ。

もう本当に時間がないので、
急いでドライヤーを右手に取り、
少しでも髪を乾かそうと思って左手で髪に手をやる。

ん?

なんかねちゃっとした感触があるぞ・・・。

・・・。

リンス流すん忘れてた〜〜〜〜・・・・・・。


コワイレベル

室堂〜五色ヶ原
鬼岳付近の雪渓の状態次第ですけど、それ以外に危険なところはないと思います。 雪渓を除けば2年目なら行けるでしょう。
五色ヶ原山荘〜スゴ乗越小屋
越中沢岳の下りがシビアなところ。4年目以降の感じ。 結構続くのでメゲます。3年目以下の場合は、ベテランの人と一緒に行って、足の置き場、手の ホールドの位置などをみて行ってください。行けないことはないけど、ボクはここしんどいと思う。
スゴ乗越小屋〜薬師岳〜太郎平小屋
コワイところは北薬師岳〜薬師岳。3年目以降の感じ。細い稜線なので気をつけて。技術的に難しいというよりも、 高度感によるコワさの方が大きいと思う。それ以外にコワイところはなし。
太郎平小屋〜黒部五郎岳〜カールルート〜黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳
赤木岳ピーク付近の岩場が少し注意。2年目後半以降。あと黒部川方向の斜面にいくつか踏み跡が ありますが、それは沢登りの人のもの。そちらに踏み込まないように。カールルートは特にガスっているときは道迷いに注意。
三俣蓮華岳〜双六小屋
双六岳から双六小屋に下山する場合、ガスっているときは道迷いに要注意。岩というか石の道が わかりにくい。目印少ない。それ以外にコワイところはなし。
双六小屋〜小池新道〜新穂高
特に難しいところはないが、石が多いので慎重に。2年目なら十分と思う。ただ、これを登るのは体力的に相当しんどいと思う。


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