むかしむかし。
インド中部の王国の支配者であった悪名高きカンサ王は、
「おまえはヴァースデーヴァの8番目の息子に殺されるぞ」と予言された。
彼はその預言をとても恐れ、ヴァースデーヴァの息子をすべて殺すように命じた。
ヴァースデーヴァは遊牧民ヤータヴァ族の族長。生まれた子をすべて引き渡すと王に約束したが、二人だけ、生まれてすぐに女神たちの手によって逃がされた。
兄は「バララーマ」、弟は「クリシュナ」。
二人は牛飼いの家で育てられた。
バララーマは、ヴィシュヌ神をいつも守る存在、蛇族の王「アナンタ」の生まれ変わり。
クリシュナは、ヴィシュヌ神の生まれ変わりだったのだ。
子供が逃げたことを知った王はすぐに刺客を放つ。
カンサ王は、魔族と人間の間に生まれたハーフだったため、魔族とのつながりが深かった。刺客として送り込んだのは魔族だったんだけど、クリシュナは生まれながらにしてすごい力を持っていたので、刺客は全部返り討ち。
なんかアレだな。ピグマリオのクルト皇子ですな。
なんかクリシュナってすごいんだよ。怪力で牛車を持ち上げてあるいたり。
さすがヴィシュヌの生まれ変わりってかんじで。
自分が殺されることを懸念した王が子供を殺すなんて、
イエスキリストの誕生の物語とも似てるね。 |