過去のライブレポート

11月20日(金) 星の原っぱであそぶ Vol.2 たびするおと

 出演 トリスタン・ホンジンガー(cello)、向島ゆり子(violin)

 

 


 
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 急遽トリスタンの来日が決まったため告知期間が短く、誰にも知られないうちに当日が来てしまったらどうしようと心配しましたが、当店の常連のお客様で満席となりました。ほんとうにいつもありがとうございます。

 当店のライブはトリスタン来日公演初日、ゆり子さんとはリハもせずいきなり本番。(いくら即興といっても軽く音合わせくらいすると思った…汗)
 初めて生のインプロビゼーションの音楽に触れた若いお客様からは「一瞬かたまった時もあったけど、体で音楽を感じた。」と正直な、でも感動したことが伝わる言葉をいただきました。やはりいいものはジャンルも世代も超えるのですね。
 
 また公演の前々日、トリスタン来日のその夜、当店で来日歓迎パーティーも開かれました。奇才と呼ばれるアーティスト、気むずかしかったらどうしようと思いましたが、意外や意外、素顔は気さくでユーモアたっぷりのお酒好きのおじさん(笑)でした。でもそれでいて大人の風格を十分備え持つその人間性に私たちは大ファンになってしまったのでした。今回はあこがれのゆり子さんも一緒で、ああ…お店やっててよかったぁー。


8月7日(金) Swing “ベジタリアン”MASAの無添加JAZZ NIGHT

 出演 Swing MASA(sax, voice)、松本元明(guitar)

 MASAの名前を知ったのはいつのことだったか…。10年、15年くらい前、チラシの中に見つけたその名前は、ある思いから私の記憶に簡単にとどまったのでした。あれから今までMASAの生の音に触れることなくきてしまったのは、ひとえに私の不徳によります。でも長い時を経てこうして私たちの店でMASAが演奏してくれたこと、このことをまず大切にしたいと思います。

 オープニングはSwing MASAのテーマともいえる「Don't Kill」。この曲はMASAさんのライフワークである死刑制度廃止のメッセージを込めた曲ですが、戦争などの理不尽な殺戮に対してもNOを突きつけています。前日に初めて音合わせしたという相方のギター元明さんのカッティングにのせて歌われた詩「いのちの歌」は確定死刑囚、益永利明さんによるもの。
 続くパフォーマンスはJAZZのスタンダードや「竹田の子守唄」、「上を向いて歩こう」などの誰もが知っている曲、浅川マキがカバーした外国曲のカバー「スポットライト」とMASAさんのヴォーカリストとしての力量も十分発揮されたものとなりました。またオリジナルの「Blue MASA」には当店のライブの常連のお客様から後日、「素のままのMASAさんが出ているようでとってもよかった。」という声も寄せられました。
 そしてラスト曲「明けの星を見上げて」(英語のタイトルは“Revolution”)で読み上げられた俳句は、同じく確定死刑囚の大道寺将司さんの獄中吟でした。元明さんのフリーなプレイとの絡みと暗闇の中の一条の光のようなテーマが一体となって深く胸に残り、ライブが終わってからも私の中で鳴り続けています。
 
 1年の半分はNYで活動しているMASAさんの演奏が和のイメージを喚起させるのは異国の地で活動しているからこそのアイデンティティーの発露でしょうか。さらにMASAさんの生まれ育った大阪の匂いも伝わってきます。管楽器は呼吸で音を出す楽器。そういう意味では演奏者の肉体、精神がダイレクトに自らの表現に結びつく楽器と言えるかもしれません。聞く側にとっては演奏者そのものを聞くというか…

 当日は開演直前に集中豪雨というアクシデントに見舞われました。そんな中遠いところ演奏に来てくださったMASAさん、元明さん、またMASAさんに当店の話をしてくださった私たちが尊敬するHさん(開演前、店までの道のりで迷われたお客様を豪雨の中、2回も迎えに出てくれたHさんには本当に頭が下がる思いです。)、狭い店内いっぱいに集まってくださったお客様方、本当にありがとうございました。


 



若い元明さんがMASAさんを音楽的
にも人間的にも尊敬しているのが伝
わってくる清々しいDUOでした。



6月13日(土) ナチュラルカフェ コンポステラ3周年記念ライブ

  plays COMPOSTELA  〜 星の原っぱであそぶ 〜
   Vol.1 途上にて

 出演 関島岳郎(tuba,recorder)、中尾勘二(sax,klarinette)、桜井芳樹(guitar)


 1曲目「身それた花」の導入部。関島さんのリフレインに桜井さんのギターが絡んでいくあたり、そして中尾さんがメロディを吹きはじめる頃には全身に鳥肌が…。
 3年前のオープン当初から店内のBGMとして定番化していた曲が今、眼前でご本人たちによって演奏されているのだから冒頭からそれはもう夢のような気分でした。

 3周年記念ライブはほとんど宣伝をしていないにもかかわらず、音楽ファンのお客様、日頃から当店をご利用いただいているお客様で定員を大きく超える大盛況となりました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。お客様から3周年のお祝いのお花までいただいて私たちは感涙にむせびました。(ホント)

 この日の3人の出演者の組み合わせは「ありそうでない」メンバー。この3人に誰かが加わるとか、誰か一人が別の人でというかたちはいろいろなところで目にするのですが、この3人だけの編成は実に7年ぶりというのですから、マニアが色めき立つのは当たり前です。このような貴重なライブが当店の3周年記念のイベントだなんていまだに信じられない。
 選曲もオリジナルは関島さんの叙情性、中尾さんの哀愁と諧謔、桜井さんのロックのエッセンスと各人の個性が光る曲群で私の中ではベストセレクション! さらにこの企画が決まってから妻と「これやってくれるといいなぁ」と話していた「スウェーデンとルーマニア 二つの民謡」、故篠田昌己の名曲「反射する道」はドラムなしのマーチングスタイルで、今やチンドンのスタンダードとなった「コンサルタント・マーチ」も、と盛りだくさんでした。
 アンコールはやはり篠田さんを思い出さずにはいられない「プリパ」。30年近く前、韓国の軍事政権に対する民主化闘争のなかで歌われたこの有名な曲が「プリパ」(ラディカル派)というタイトルで浸透してきたというのもA-Musik、山谷(やま)から篠田ユニットを経てコンポステラへと変遷した篠田さんに拠るところが大きいわけで、それは今も困難な時代を生き抜く者たちの音楽として鳴り響いているのです。

 それにしてもこの人たちのオリジナリティー溢れる音楽性には驚かされます。こんな音楽やる人たち世界中どこを捜してもいないでしょう。ここまで独自な音楽が、多くの人の心を打つ普遍性をもつところが音楽の不思議なところですね。

 最後になりましたが、いつも当店を応援してくださってきたお客様、遠くからはるばるこのライブのためにお越しくださった音楽ファンの方々、過密スケジュールをぬって出演してくださったお三方、このライブを企画してくださったオフノートさん、これまでお世話になったすべての皆様。本当にすばらしい3周年を迎えられたことを心から感謝いたします。
 こんな時代だからこそ私たちは吹けば飛ぶようなこの小さな店でこれからもがんばっていきます!


 


写真提供digiplex



上段はお客様から拝借したもの、下
段が私が撮ったもの。このギャップは
ナニ?でも下は中尾さんの「ワッハッ
ハ」をおさめた貴重な写真…。



4月25日(土)  フォークソングは民衆の唄だ!

         出演 岡大介(唄、ギター、カンカラ三線)
              熊坂路得子(アコーディオン)
              シマカワコウヂ(唄、ギター、パーカッション)

 ライブはコウヂさんのソロで幕をあけました。故高田渡の「ものもらい」、「告別式」、選曲渋すぎです。その後は岡さん、るつこさんが加わり、第一部、第二部をとおして出演者3人入り乱れてのフォークセッションの様相を呈した演奏となりました。
 印象的だったのは、岡さんのはりのある声が店内に強烈に響き渡ると同時に、るつこさんのアコーディオンがそれを煽ること煽ること。彼女の演奏で私たちはアコーディオンについて認識をあらたにしました。そしてるつこさんのソロコーナーでは実のお兄さんとのユニットcatsup(ケチャップ)のナンバーも演奏してくれて、これにはとっても得した気分でした。
 さらに岡さんがギターをカンカラ三線に持ち替えた添田唖蝉坊、知道親子の「東京節」、「のんき節」でのその場の盛り上がりは「うた」のもつ力を感じましたねぇ。場の雰囲気がガラッと変わったというか、とにかく明るく華やいだんです。そのことは岡さんも終演後言ってました。それにしても100年近く前の流行り唄にこれほどまでの力があるとは…。
 そしてアンコールでは、3人で再びみんな大好きな(どこのみんな?)渡さんの「生活の柄」。はじめと締めが高田渡というかなり渋めのイベントでした。

 この日は朝から1日中雨。悪天候の中、いまどきフォークソング大会という酔狂な催しに集まってくださったみなさん、ありがとうございました。
 最後に一言。うちの娘の言葉を借りれば「岡さんは仔鹿の瞳を持っていた」 ほんとに岡さんの「うた」に対する純粋な気持ちにはとても好感が持てました。
 うーん、若いっていいなぁ!


 


岡さんのソロのシーンしか使える写
真がなかった。すみません…



3月7日(土) Comugi

 ウクレレ片手にちっちゃくてカワイイ亜由美さんとおっきくておおきい(笑)佐藤“kuma-chang”慶吾さんが湘南からの風を運んでくれました。
 湘南で畑を耕し、自分で育てた無農薬野菜や海でとれた新鮮なお魚を食べて、エコなくらしを実践しているお二人はマクロビオティックでいう“身土不二”を地でいってるだけあってたたずまいからして湘南です。陽の光、潮風を感じさせるさわやかでポップなオリジナル楽曲はいわば“音土不二”。
 おじさん、おばさん思わずニヤリのカバー曲「君といつまでも」はできればkuma-changの「しあわせだなぁー」が聞きたかったなあ。でも亜由美さんのボーカルはムードたっぷりでGood ! そして「HAPPY」では客席のひとりひとりがワンフレーズずつ主役になり最後にみんなで大合唱、あまりの楽しさに笑顔が店中に充満状態でした!

 この日のライブ、お二人と客席との密なコミュニケーションで流れる時間がさらに濃くなったように思いました。途中なぜか落語の話題になって落語ファンだというkuma-changが客席と話し込んじゃったりして、思わず上がる「ライブが前に進まないよー」の声にkuma-chang 「いや、いいんです」って、なにが「いいんです」なんだか、でもそれがまた楽しくて、だからやっぱり「いいんです」ね♪
 うーん、文章だとこの楽しさは伝わらないかなぁ。アースデイなどの環境イベントでも活躍するComugiのお二人、機会があったらぜひ生の音楽に触れてみてください。

 亜由美さん、kuma-chang、湘南からは遠いけど、いつかまた一緒に盛り上がりましょー。See you again!!


 


おおきいkuma-chang、コンガが膝
までしかない。(ウソ、半分サイズの
ミニコンガだそうです。)



1月24日(土) さかいれいしう(うた)+前原孝紀(ギター)DUO

 前回のゲスト出演に続いて再登場のれいしうさん、今回はギタリスト前原孝紀さんと一緒です。

 第1部、序盤はトラッドでゆったりとしたムード、そのあと披露された谷川俊太郎作詞、谷川賢作作曲の作品はクラシック出身のれいしうさんとブラジリアン・ミュージックの前原さんによるさながら異種格闘技で、コンポステラの2名は個人的にかなり受けました。ケケコー、ケケコー、れいしうさんってこういうキャラなんですね(笑)ごめんなさい、聞いていない人には何のことかわかりませんね。
 第2部ではお二人がお互いの分野に挑戦するチャレンジコーナーがあり、ライト感覚にアレンジしたプッチーニやアントニオ・カルロス・ジョビン2連発、キメてくれました。それからわたしたちも大好きなcocoyasaのトリちゃんの曲「いじわるしてね」のギター伴奏版もよかったー。ちなみに前回のライブにもきてくださったお客様がこの歌一緒に口ずさんでたので、わたしも思わず歌ってしまいました(心の中で。。。)

 最後にライブの間、少しだけ両親の店の手伝いをしてくれていた小学生のうちの娘(児童労働?!)に前原さんが帰り際、「お手伝いありがとう!」と声をかけてくれたのがとてもうれしかったです。そういえば今までコンポステラで演奏してくれた男性ギタリストはみんな心やさしい人たちでした。
 今回も充実した時間をたくさんのお客様、すてきなミュージシャンと一緒に過ごせてわたしたちはとても幸せでした。どうもありがとうございました!


 


今回は演奏終了後のお二人の
お食事シーン



11月15日(土) 星の原っぱのテルミンの夜

          出演 トリ音(テルミン)+藤田洋平(ギター)
              ゲスト さかいれいしう(うた)


 テルミン奏者のトリ音さんをお迎えしてのこの日、このライブのご案内で予告したとおり、星の原っぱ(コンポステラ)にそれはそれはすてきな夜が訪れました。

 オープニングは軽やかなエリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴゥ」。集まってくださった、下は6歳から上は86歳までというコンポステラならでは(?)の幅広い年齢層のお客様も、テルミンの美しい音色と独特の演奏法に早くも耳も目も釘付けです。そしてスペシャルゲストとして、女性2人のユニットcocoyasaでトリ音さんと活動をともにするさかいれいしうさん(うた)が加わってからはボサノバ中心の第1部となりました。
 休憩をはさんでの第2部では鳥類をこよなく愛するトリ音さんらしく鳥絡みの曲が。「鳥の詩」、れいしうさんとのcocoyasaのオリジナルから「かっこう」という曲もやってくれました。

 からだの一部と化したテルミンでうたう(or さえずる)トリ音さん、声という楽器を伸びやかに奏でるれいしうさん。どちらも楽器でどちらも声のような、そんな不思議な体験でした。もっともお二人にとってはそんな区別はないのかもしれませんけれど。それから忘れてはならないのが二人の女性陣をバックからささえた洋平さんのギター。ひかえめながらも屋台骨の貫禄ですね。

 そしてそして私たちは興奮冷めやらぬまま、すてきな夜を演出してくださったアーティストや満員のお客様に感謝するとともに、みなさんが渡り鳥や伝書鳩のようにまたこの星の原っぱに舞い戻ってきてくださることを願いながら、店の後片付けをしたのでした。。。
 


狭いステージで快く演奏してくださ
ったお三方。



休憩時間には特別のはからいで「テ
ルミンを演奏してみよう」コーナーも。
トリ音さん、ありがと。


10月18日(土) ROSSA LIVE

 コンポステラ初のインストルメンタル・バンド、2部構成というのも初めてでした。ROSSAは3人編成のバンドですが、今回はギター・サズの田中一夫さんとヴァイオリンの渡辺かおるさんの2人ROSSA。とても楽しくてお二人のあたたかさが伝わってくる、実にいいライブでした!

 第1部、私たちは厨房で作業中。心地よい音楽は聞こえてくるものの、田中さんのMCに、客席がなごやかないい感じで受けているのに内容が聞き取れなくて少し残念…といっても私たちはおもてなしする側なのでそんなことは当たり前。それでも休憩をはさんでの第2部からは客席でじっくり聴かせていただくことができました。デザート等のオーダーを一斉にして下さった皆様に感謝です。
 民俗音楽の変拍子をとりいれたオリジナル曲、トルコの弦楽器サズでのビートルズのカバー「ノルウェイの森」などなど、本当に気持ちよく聞かせてもらいました。
 開演前に壁にかかっている絵はジョン・レノンのリトグラフなんですよ、という話をしたら、本番で本家の前での「ノルウェイの森」緊張しちゃいましたと言っていた田中さん、カワイイです。(でも演奏はジョンの魂が乗り移ってましたよ!) ヴァイオリンのかおるさんは、物静かで端正ななかにもノリのよさがある演奏ですてきでした。
 
 お客様がお帰りのとき、口をそろえたように「楽しかったー」といってくださったので私たちも心からうれしくなりました。あの場に集まってくださったみなさん(もちろんROSSAのお二人を含む)、どうもありがとうございました。
 既発の2枚のCDに入っていない新曲がとても好評だったので、田中さん、かおるさん、3rdアルバム期待してます!次回はレコ発ライブですよー。


 


写真が小さいですが琵琶の形をして
いるのがサズ。半音と半音の間にさ
らに半音がありました。
(こっそりさわりました。田中さんゴメ
ンナサイ…)





6月26日(木) すずしろたまねアカペラLIVE Vol.2

 6月のライブのレポート、遅くなって申し訳ありません。
 第2弾の今回はたまねさん自身もブログで予告されていた通り、かなり土のにおいのするディープな雰囲気のライブでした。内容はたまねさんのルーツともいえる青森の民謡あり、奄美の島うたあり、もちろんオリジナルも。自分の中からこみ上げてくるうたを歌いたいという今のたまねさんの気持ちがストレートに伝わってきました。

 大地の香り。これはコンポステラのベースのひとつでもあります。だって野菜もコーヒーもみんな大地の恵みなんですから。


 
今回も写真取れませんでした…
ダメダメですね。




5月30日(金) ライブレポート すずしろたまねアカペラLIVE  

 コンポステラがお送りするはじめてのライブ、告知期間が短かったのでお客様が来てくれるのか一抹の不安はありました。ところがところがあけてびっくりHPと店内でお知らせしてまもなく続々とご予約が入りたちまち満席!せっかくご連絡いただいたのにお断りしてしまったお客様、さらに直接のご来店で立ち見でご覧いただいたお客様、申し訳ありませんでした。

 当日はたまねさんのお友達がかかわっている、暴動などで混迷するケニアの子どもたちに笑顔を取り戻そうという活動の紹介もありバラエティーにとんだ構成になりました。
 狭い店内にいっぱいのお客様はたまねさんののびやかな歌声と興味深いトークにいやされてとっても満足してくださったご様子でした。途中2曲、当店の久保が四半世紀ぶりにギタリストとして復活(笑)というご愛嬌もありましたがコンポステラにとっても充実した時間となり、はじめて行うライブを盛況のうちに終えることができて本当にうれしく思います。

 ご来店くださったすべてのお客様、そして音響設備もない小さなスペースで快く歌ってくださったたまねさん、ありがとうございました♪

 

初めてのライブで写真を撮る余裕が
ありませんでした(汗)以前のライブ
写真です。