患者の生活・就労をつむぐ会

社会保障グランドデザイン(案) 


T はじめに

今の日本の社会保障には「制度の谷間」「穴」があいています。病気、臓器別等の機能不全
 現在の日本の社会保障制度は病気や臓器、器官別で入口規制があり、様々な「制度の谷間」
「穴」が空いています。これは戦後の古い医学的基準がそのまま福祉制度に準用され、改善されな
いままになっていることが原因であり、先進諸国の中でも、利用できる対象が狭く、複雑な社会保障
となっています。現在起こっている社会問題に対応できるように、政策目的に合わせて、利用できる対
象や給付のアセスメント方法を再整理しなければなりません。他の先進諸国と比較しても、日本は特
に現役世代、これから資産形成していく若年者の制度が立ち遅れています。
資料 逼迫する患者の生活
資料 社会保障「制度の谷間」、海外と比較しても極めて低水準な日本の社会保障

餓死、自殺者等の社会問題
社会保障の機能不全はその他にも様々な社会問題も実際に引き起こしています。日本では14年連
続で自殺者が3万人を超え、そのうち病気を理由としている方は1万人を超えます。2012年、ようやく自
殺者も3万人を切りましたが、気を緩めてはなりません。若者の自殺も増加傾向にあります。孤独死も3
万人をこえ、高齢者に限らず、病気等をもった一人暮らしの方、現役世代でも起きています。生活保護
の3割は制度の谷間にある病気を持つ方々で、貧困率も先進諸国中4位となり、いつのまにか世界の中
でも格差社会が進んだ国になってしまいました。
資料 社会問題化する日本の貧困、自殺、孤独死等 

リスクを一部の人に限定化するか?みなで分かち合うか。 自助、共助=保険原理、公助=税金といった思考停止について
 このようなセーフティネットの機能不全を放置したまま、2002年より社会保障費を毎年2200億円一律
に削っていくマイナスシーリングが実施されました。政治がターゲットも決めず、霞ヶ関にシーリングを丸投
げした結果、省内権益は確保され、より政治力の弱い立場に歪が集中し、切り捨てが横行しました。こ
れでは政治主導、意思を反映させた予算の組み替を自ら放棄するようなものです。公助を100%受け、
一番自助自立、共助をしなければいけない政治、霞ヶ関からは、国民や社会保障の必要な人ばかりに
「自助自立」が語られました。自助自立、共助=保険原理、公助=税金といった安直な切り分けでは、
特定のグループ化による既得権強化、グリップを霞が関がもつ手段にすり替えられる既存システムの検証
も曖昧なります。保険も税金も負担するのは国民です。どちらにせよ要はそのお金がどのように国民のた
めに使われ、誰がグリップを持っているかを明確にすることが本旨ではないでしょうか。介護や医療保険、
障害者自立支援法等の負担増を入れれば、国民は実質2200億円以上の痛み、国民負担率を上げ
る政治が続けられました。社会保障の不備を直視せず、餓死や自殺者を増やす、本旨をずらした「税と
社会保障の一体改革」では過去の経緯が全く反省されていません。届いていない社会保障を必要な人
にいかにとどけるか、社会保障の不備を直視した、具体的な中身の議論が必要です。中身も解らない、
将来像も不明のまま、老いも若きも10万円を超える負担だけ先行して決められれば、詐欺商法と変わり
ません。

資料 2002−2008年度 社会保障関係費削減一覧

社会保障の削減、弱きを叩き、たやすきに流される政治では低い方、低い方へ日本が沈む
 飽食の時代といわれるこの日本で、2006年には北九州市で、2009年には大阪市で病気をもつ方が、
すべてのセーフティネットから漏れ、餓死する事件が起きました。2012年に入っても立川市等で病死、障
害を原因とする孤独死、餓死といった悲劇が繰り返されています。絞った雑巾がさらに擦り切れるまで日
本の社会保障の歪はくるところまできた、与野党問わず不安が広がっています。

 経済が委縮し、社会不安がますと、強い立場の改革を放棄し、切り込むところに切り込まないまま、とも
すると弱いところ、弱いところをさらに叩き、排除、追い込むことで自己防衛に走る風潮が起きかねません。
そのような「病んだ風潮、政治」では、お互いの信頼感が失われ、日本全体の生活もより低い方、低い方
に沈んでいく、負のスパイラルに落ち込んでいきます。霞ヶ関、利権に切り込むことをあきらめ、国民に向か
っていないでしょうか。社会全体のもつリスクを、受益者負担と転化し、一部をグループ化し、偏重、排除、
孤立化を利用しながら社会のバランスを崩し、格差を広げたネオコン政策をもう繰り返してはなりません。
「税と社会保障の一体改革」では、自助自立、保険原理を基本とする理念の裏に、税を皆で広く負担し
皆でリスクある人を支え合う社会から、特定のグループ化へ分断し、社会全体のリスクを一部の人に転嫁
、すり替えようとする動きが見られます。保守と保身もはき違えてはなりません。強きに立ち向かわず、弱き
をたたいて保身に走る政治では国民も守れず、そのような政治から真の保守も生まれません。

このような風潮は行政、政治だけでなく、私達民間、市民団体も身近なところで排除がおきていないか、
ゼロであるところと分かち合えているか、自己検証しなければなりません。私達は強きに立ち向かわず、弱い
ところを叩いたり、曖昧な根拠で人の人格を攻撃し、自己防衛する「病んだ風潮、政治」には断固立ち向
かい(AGAINSTし)、お互いの支えアイ、分かちアイ、絆を取り戻さなければなりません。

真に「制度の谷間」のない、一人も排除しない社会保障を創ることができるかはその象徴でもあります。

リスクがあるからやらないのではなく、皆で補い合いながら最大のリスクに立ち向かう
 必要なところに必要な対策をとらないまま、目先の社会保障削減、給付抑制を続けた結果、長期的な
スパンから見れば、かえって社会的コストを余計にかけてしまう仕組みとなっていないでしょうか。自らの短期
的なリスクを恐れ、安易に先送りし、将来により多くのリスク(他者や弱者へのリスク転嫁を含め)を背負わ
せる、たやすきに流される思考が政治、国民に蔓延しているように思います。これではより弱い立場にリスク
が集中したり、明日のわが身すら不安で、若者はリスクを負ったベンチャーもできず、みなが老後に備えるた
めに貯蓄をすることに一生懸命になってしまいます。経済、集団も何度でもできる再生への活気等が失わ
れ、先細りしていきます。日本が未来ある若い世代を犠牲にする、末期状態へ向かっていないか、今一度
立ち止まり、将来のために自らのリスクをとる覚悟、弱きでなく、強きに立ち向かう勇気をもち、様々なものを
仕切り直す必要があります。

社会保障と経済成長は両輪。二者択一の思考停止にならないために
 社会保障を充実させる大きな政府か、さらなる経済成長を前提とした小さな政府かといった2項対立の図
式で議論がされることがありますが、安易に二者択一に限定する思考停止に陥っていないでしょうか。成長
産業に構造転換する、若者がベンチャーに取り組む際に、社会保障の下支えが不安定、明日の最低生活
すらままなならなければ、社会全体は委縮し、リスクを進んでとる人は限られてしまいます。逆に、食べていけ
なくなることはない、失敗してもやり直せる安心があれば、新しい挑戦も進みます。それを支えるのが社会保
障であり、経済成長と対立するのではなく、両輪にあります。自立(自律)と共生も対立でなく、両輪です。
福祉先進諸国である北欧が経済成長も安定している例からも明らかになってきているのではないでしょうか。

格差を広げ、より低い方へ、排除をすすめる政治をまだ続けるか、分かち合い、補い合う政治を取り戻すか
 日本の社会不安に気付いた人達は、社会保障を2200億切り続け、格差を広げた政治から、中間層の
厚みをます、日本らしい温かみのある社会を取り戻すために2009年の夏、新しい政治を選択しました。政
党、特定の団体への想いでなく、新しい政治への国民の想いは今もくすぶっています。
 選挙の時黙っていて、政権ができてからすり替える政治、行政、なし崩しにしていく人達も一掃し、統治機
構の構造も仕切り直していかないと、政権交代の意味もなく、いつまでたっても国民の声が届きません。
いたるころでおこっている機能不全を解消し、今の生活にそくした制度に大きく転換する。前提となる「国民
との約束」を果たすために予算を組み替える。強きに切り込む改革をする。社会保障のグランドデザインを明
確に示し、国民に了解してもらってから、大胆に社会保障を充実させる政治決断・実行が今こそ果たされな
ければなりません。

社会保障の不備を直視し、必要なところに制度を届けるところから真の改革がはじまる
 病気や障害は誰でももつ可能性があります。私たちが「生きていける」、「住みやすい」日本は、すべての
人が安心して、幸福な暮らしをつむぐことのできる社会でもあります。自殺者や餓死者をなくす。必要なところ、
届いていない方に制度を届けることから、真の改革がはじまります。

U 3つの改革方針
私たちは下記の3つの改革方針を軸に、社会保障のグランドデザイン(案)を提案します。
@機能不全の解消
 ※疾病や臓器別で入口規制されない、「制度の谷間」のない総合的な社会保障制度へ、現代のニ
  ーズ(介護、就労、所得保障等)に合わせて再編し、必要とするすべての人の手に届くものにする。
  まずは政策目的ごとの給付対象の再整理が必要。福祉と医療の関係も、縦割り行政でバラバラに
  運用され、偏重、重複、「制度の谷間」等を生んでいる。福祉、医療も機能別に再整理し、行政
  目線から、利用する当事者目線の基準、制度に改革する。

A現役世代の社会保障の機能強化、世代間格差の解消
 ※世代間格差を解消し、これから資産形成をする、現役世代の生活支援を強化する。世代間対立
  を煽るわけではありませんが、あまりにも立ち遅れ、政治力も弱く、先細りしていく現役世代、若者の
  対策は急務です。しっかり声を上げないと日本の未来はありません。雇用も人を切る、新規採用をし
  ない話ばかりが出ていますが、残業等で一人が抱え込まず、利潤を偏重しすぎず分かち合い、同一
  労働同一賃金の元、機能不全を起こさないワークシェアリングを進め、生活が成り立つ雇用も増やす
  (特に若者の雇用)必要があります。社会保障の若年者への予算割合も大胆に増やす。「税と社会
  保障の一体改革」における、財源割合では若年者への予算が少なすぎます。

B所得再分配強化とセットで社会保障目的税を創設し、大胆に社会保障を充実させる
 ※今までの日本が変わるかもしれないとワクワク思えるほど、大胆に社会保障を充実させる(せめて中
  福祉中負担と言われるフランス、ドイツ並み、今の日本は中福祉でもない)。その目指すべき規模、
  使途、社会保障のグランドデザインを明確にした上で、壊れている日本の所得再分配機能を再強化
  することを前提とし、フランス、ドイツ等の福祉水準まで引き上げるために負担も上げる。払うものもは払
  うが、食べていけない、生活ができないような負担は徹底的に排し、所得に応じた負担とする。又、税
  の使われ方を透明にし、国民の信頼を取り戻すためにも、使途、社会保障のグランドデザインを明確に
  した上で、社会保障に完全目的化した税を創設する (所得税、貯蓄税、相続税、資産課税、消費
  税、あまりにも低水準な社会保障企業負担分も含む税全体の改革の中で実施、消費税単一に限定
  しない)。
      まずはマニフェストを優先して、予算を確保し、残りで予算を組み替えることも大前提。
   一律のマイナスシーリングで丸投げすれば声の弱い、政治力のないところに歪が集中する。無駄があれ
  ば政治主導でターゲットを明確にして組み替える。
   全体像も明らかにならず、使途も曖昧なまま消費増税だけ先行させ、霞が関に白紙委任する政治の
  放棄、国会議論の機能不全、採決ありきなどありえない。決して順番を間違えないようにする。
  国の借金を、国民の必要な社会保障の借金であるかのような説明も言語道断。他の放漫財政の付け
  回し、予算のすり替え道具に社会保障を利用しない。100年安心だった過去の年金行政の責任をとらず、
  新規消費税増税分を入れないとなりたたない、現行の年金制度の穴埋めを先行させるための採決もあ
  りえない。選挙を経ていない霞ヶ関党の裁量権確保の財源といった不透明な予算とならないように、社会
  保障のグランドデザイン、制度設計、詳細を明らかにし、国民との契約を明確に反映することをしてから目
  的税を国民にお願いする。中身も解らない、将来像も不明のまま、老いも若きも10万円を超える負担だ
  け先行して出せ、採決では、詐欺商法と変わりません。不透明なすり替え、棚上げ、社会保障のビジョン
  も示されない政治理念の欠如のなか、財政再建の一点改革のために消費税だけを採決しようとする政治
  の自己否定、国会軽視の責任をとり、政治、内閣を仕切り直す。

V 私たちの求める制度
3つの改革の方針を実現するために、以下の制度実現を求めます。
@「制度の谷間」のない障害者総合福祉法の実行により現役世代の介護、就労支援等の社会保障
  を強化する。医師の意見書等で入口規制をしないことが「制度の谷間」をなくす、譲れない一線。
 難病だけの追加でなく、マニフェストどおり、その他慢性疾患等も医師の意見書で補えるようにする。
   ※詳細は要望書参照ください。

A最低賃金以上にはなるように給料を補てんしながら就労を支援する、病気や障害のある人も、ない人
  も共に働く共同事業所への支援制度創設。一般企業就職=メジャーリーグ、あとは2軍といった二者
 択一を迫る思考停止から早く抜け出し、様々な働く可能性も広げる。

B高額療養費を機能強化し、病気別で区別されない、長期療養を必要とする患者の医療費支援制
  度の創設

C年金の一元化等よる最低保障年金の創設により、無年金、国民年金、厚生年金、共済年金等
 の格差を解消する。現制度の未納率、制度間の不公平、埋まらない国庫負担等の破たん状況から
 目を逸らさない。現制度が100年安心なら新規財源など入れない。年金財源のいままでの使われ方
 を総点検し、責任の明確化、行政構造の問題点を解消してから、財源を入れる。AIJだけで尻尾切
 りせず、企業の積立分だけでなく厚生年金、国民年金基金等のお金の使われ方の再点検も急務。
 「制度の谷間」にある無年金者には年金財源すら回さず、AIJ等ギャンブル投機で穴を空けるだけ空け
 たところには国費でまかなう案などありえない。いつの間にか消費税増税の1%分を国庫負担金にあて
 ないと破たんしている現年金制度を、不透明なすり替え議論を繰り返し、100年も持たない現状を誤魔
 化したまま採決などしない。「定率減税の廃止」「消費税」といくら入れても埋まらない国庫負担分等、
 今までの旧与党の曖昧な年金運営、責任の所在を放置したまま、「穴があいた」ダダ漏れの所には新
 規財源を決して入れないようにする。
 野放しされていた旧社会保険庁問題等、旧与党も総括し、責任をとる。再点検、総括のできていない
 現状で消費税を使えるようにしてはならない。「税と社会保障の一体改革」が「税、財政再建の一点改
 革」にならないようにする。

D給付つき税額控除により、すべての人の所得再分配を機能強化し、貧困の解消を計るとともに税の
 補足率を強化する。社会保障等、国の対策をとった後、余計に格差が広がる現在の日本はありえな
 い現状です。壊れている所得再分配機能、応能原則の改善は急務。当然、逆進性対策として、
 食品を外す等、軽減税率を排除せず、セットで進めます。手続きが煩雑なことを理由に、逆進性対策
 がとられないことなどあってはなりません。どちらかに縛られる思考停止にならないように注意し、逆進性
 対策は細心の配慮し、努力をおしまないことが必要です。

E社会保障目的税を創設し、社会保障のみに使われることを明確化する。その際に社会保障内の使途
 の詳細も明確にし、社会保障のグランドデザインを示したうえで、不透明なすり替えが起こらないよう細心
 の注意をしながら財源を入れる。「税と社会保障の一体改革」の議論では、使途の詳細、社会保障の
 グランドデザインが明らかになっておらず、国民への説明も不足している。負担を先行させ、使途内容に
 ついては霞が関に白紙委任するような順序の逆転、採決をさせてはならない。使途を明確化し、失われ
 た政府、行政、政治のお金の使われ方への信頼を回復してから負担をお願いする。
 消費増税だけを先行させ、財政再建に回した分おの使い道は白紙委任といった採決などありえない。

F上記の制度が実行されれば生活保護の利用者も減少する。生活保護制度は最後のセーフティネット
  として堅持する。生活保護が増えている原因(雇用の拡大や人間らしい働き方対策、前段のセーフティ
 ネット対策等の不備)、蛇口を閉めないまま、結果として大変になっている人を叩く政治パフォーマンスを
 繰り返していても生産的ではなく、人としてカッコ悪い。震災からの復興を前に、餓死や自殺者を増やし
 た政治を繰り返す余裕など、今の日本にはない。川上と川下の対策を整理して、本質をすり替えない。
 蛇口をさらに広げ、大変になった人を叩く格差を広げ続ける政治か、まずは必死に蛇口を締め、中間層
 の厚みをます、分かち合い補い合う政治か、国民も丁寧に施策の具体性、詳細を検証し見極める時。
 最低賃金、年金額と生活保護を比較し、生活も成り立たない、より低い方、低い方へ日本の生活水
 準を引き下げ、底なしの格差を広げていくか、中間層へむけてより高い方、高い方へ引き上げていくか、
 具体的な生活像(家賃、食費、雑費等の現状)の検証も必要。
 是非、@〜G(元の蛇口対策)を実現させて、自殺者、餓死者が減るか、貧困率等が変わるか結果を
 検証しましょう。
  不正受給、過度の診療等については、ケースワーカー との透明性ある連携不足、行政監査の機能不全
 、適正なレセプトチェックができていないこと等が問題であり、これらを改善、機能強化する事で対応する。
 特にケースワークとは何かを再検証する。ケースワーカー、行政機関が受給者、関係者と丁寧に声をかけ
 あい、足らざるがあれば補い合い、人と人が話し合いながら生活を紡いでいく福祉の基本を忘れ、脅しあ
 い、監視し合う人間不信を煽る風潮に流されないように留意する。声のかけあい、ケースワークもろくにしな
 いで、短絡的に調査権限を強化する、不正受給だと誘導していないか政治、政府、行政の検証も必要。
 これでは、不徹底なケースワークを逆に助長する思考停止政治、福祉後進になりかねない。
 一人一人個別性のある、あっていい人間の生活を、思考停止した一律の機械的基準や、コミュニケーシ
 ョンを壊す介入でケースワークを機能停止させ、福祉後進国に逆戻りしていないか、日本を後進国たらしめ
 ようとする動き、政治、行政がないかも充分に注意する。 
 不正受給1.54%(発生件数/世帯数)、金額では0.33%であることも正確に報道する。不正受給報道を
 する時に98%の人がどのような気持ちで見ているか、配慮を欠いた報道、政治的発言がないか倫理員会
 でも検証し、自殺者を増やさない、ケースワークを壊さないよう、充分に留意、配慮する。意図的な生活保
 護たたきのための潜り込み、不正、マッチポンプにも注意が必要。医療扶助については、医療関係の抱え込
 み(旧与党議員もからんだ社会的入院の助長等)の政治スタンス、検証、改革が最優先。

G子供手当等、その他について
  現在の子供手当程度では、先進諸国の中で現役世代の社会保障は低水準のままです。2万6千円で
  は高すぎる、バラまきだといった議論がありますが本当にそうでしょうか?支持団体等への補助金行政、箱
  もの行政、霞が関へのバラまきに戻せという意見がありますが、本当にそれでいいのでしょうか?補助金行
  政、建物やインフラだけ作るだけ作って利権構造を生み出し、短期的利潤を先食いし、維持費も含めて
  将来の若者へ丸投げされても困ります。「コンクリートから人へ」と転換し、必要なところに直接手に届くよう
  に、不透明な控除や補助金行政から給付に変えていくのではなかったのでしょうか。
  将来につけを回さないために消費税を導入するとの説明もありますが、世代間格差の構造問題に切り込
  まないまま、老いも、若きも同じように負担が増える制度を未来に渡って導入しても、若者の負担が増え
  続ける構造は変わりません。若者の就職は困難を極め、現役世代の社会保障も貧困。こんな未来、若
  者に冷たい日本のままでいいのでしょうか?
  少子化対策を含め他の対策についてもいろいろな改正案がありますが、ここでは病気や障害をもつ人の
  制度に集中し、このあたりでとどめ提起することにします。

※みんなで活発に議論をすすめ、随時更新、改正、追加等をしていきます。

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